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【UFN117】UFCデビュー戦を控えた阿部大治「12月31日のラスベガス大会を狙っている」

Daichi Abe【写真】デビュー戦を前に高揚感と落ち着きを感じさせた阿部大治(C)KAORI SUGAWARA

昨日20日(木)、東京都新宿区のパークハイアット東京で23日(土)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるUFC Fight Night 117「Saint Preux vs Okami」のメディアデーが開かれた。

ここではUFC日本大会でデビュー戦を迎える阿部大治の会見の模様をお伝えしたい(※要約)。

柔道出身、キックでも日本王座に就いた阿部大治は2016年4月にデビュー戦を戦い、5戦無敗のまま今年7月にパンクラスの頂点=ウェルター級キング・オブ・パンクラシストの座に就きオクタゴンへ、スピード・デビューを果たすことに。

UFC日本大会を3日後に控えた阿部大治はデビュー戦への意気込みと、その後の展望を語った。


──UFCファイターになったという実感はありますか。

「実感はないですけど、こうやってメディアの人がたくさん来てくれるのでUFCはやはり凄いなと思います」

──パンクラスとUFCの大会の違いは感じますか。

「スケールや試合をするフィールドがちょっと違うだけですね。パンクラスかUFCかというだけなんで、僕からしたらそこまで変わりはないです」

──前回8月に行われたPRイベントで、HMCからハル嶋西会長が来日されてトレーニングをしていると話していましたが、どのようなテーマで取り組んできたのでしょうか。

「新しい打撃の技があるので、それを試合で見せられたら良いなと思います」

──日本での練習環境について教えて下さい。

「キックボクシングはバンゲリングベイでやらせてもらっています。総合の方は色々なジムに転々と出稽古しに行っています。僕は立ち技メインの選手なんで、木村ミノル選手だとか、ヘビー級のKOICH選手などK-1のトップ選手と一緒に練習をしています」

──阿部選手の中では立ち技の選手と練習をMMAにアジャスト出来ているという事ですか。

「そうですね。距離感はキックボクシングだけど、練習ではそこに自分で取り入れたMMAの間合いでの勝負をしていたので、為になりました」

──フィジカルトレーニングについては?

「フィジカルは基本的には自分でやっています。ベースは柔道にあると思いますが、プラスして自分でウェイトとかフィジカルトレーニングをやっています」

──対戦するイム・ヒョンギュ選手の印象をお願いします。

「身長が高いのでリーチも長く、打撃はパンチとヒザの選手だと思っています。自分の距離感を保って、行く時はしっかり勝負しに行こうかなと思います」

──第1試合の開始時間は朝8時半からですが、その時間に試合をするイメージは出来ていますか。

「バッチリです。早く寝て朝早く起きるようにして朝の身体を作っているので、大丈夫です。朝の8時半にマックスの状態に持っていけるようにしています。

生活リズムの切り替えに1カ月ほど掛けてやってきました。朝、少し早めに起きるので眠いじゃないですか。ただ、それも1週間もすると身体が慣れて来て、朝も楽に起きられるようになりました」

──日本のファンの前でどのような『阿部大治』を見せたいですか。

「KOを狙うのが自分のスタイルです。気持ちでは絶対に負けないし、一歩も引かないでしっかりKO勝ちをします。12月31日のラスベガス大会を狙っているんで、そこでランカーの選手と出来るように今回はしっかりと勝つところを見せたいと思います」

──UFCでの展望を教えてください。

「世界最高峰といわれている団体なので世界一を目指さないと意味がないと思っているんで、チャンピオンベルトを獲るためにしっかりやります」

──ファンの方へのメッセージをお願いします。

「コンディションもバッチリです。絶好調の状態でUFCジャパンを迎えられるので、ファンの皆さんに観てもらいたいなと思っています。UFCデビュー戦を日本で迎えられる事が本当に嬉しいです。今回のUFCジャパンを僕の大会にする為にド派手な試合をして1番盛り上げます。そこをしっかり観ていて下さい」

■UFN117対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
オヴァンス・サンプレー(米国)
岡見勇信(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーニャ(ブラジル)
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
キム・ドンヒョン(韓国)
五味隆典(日本)

<ライトヘビー級/5分3R>
グーカン・サキ(オランダ)
エンヒッキ・フランケンシュタイン(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
石原夜叉坊(日本)
ロランド・ディ(フィリピン)

<フェザー級/5分3R>
廣田瑞人(日本)
チャールズ・ロサ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
中村K太郎(日本)
アレックス・モロノ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョズエ・フォルミーガ(ブラジル)
佐々木憂流迦(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
近藤朱里(日本)
ジョン・チャンミ(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
安西信昌(日本)
ルーク・ジュモー(ニュージーランド)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(日本)
イム・ヒョンギュ(韓国)

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