【Invicta FC25】テイクダウン、寝技の強さ見せつけたリヴィア・ソウザが同朋対決でモランジンを下す
<ストロー級/5分3R>
リヴィア・ヘナタ・ソウザ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジャナイザ・モランジン(ブラジル)
溢れんばかりの戦闘意欲が顔に表れる両者、タッチグローブなしに試合が始まる。ワンツーを見せたモランジン、リヴィアはローを蹴っていくがフックに押されてロープに下がる。前に出るモランジンだが、ダブルレッグでテイクダウンを奪われる。左ワキを差して右側にパスを狙うリヴィアをモランジンがガードに戻す。勢いのあるパンチを継続して落とすリヴィアが今後は逆側にパスを狙う。ここもモランジンがフルガードに戻すが、パンチを嫌がる素振を見せる。
蹴り上げ、足回しからシングルで立ち上がったモランジンに対し、リヴィアは右腕を差して崩しつつバックに回り込んでテイクダウン、そのままマウントへ。足を戻したモランジンをパスし、ガードの中からパンチを落とすリヴィアの左腕を捉えたモランジンが腕十字へ。これを抜いたリヴィアはパウンドを連打し、上四方へ。非常に珍しい、体を平行にもってくるノースサウス・チョークを狙ったところで初回が終了した。
2R、モランジンはオーバーハンド、右ショートをヒットさせる。間合いを取るリヴィアのダブルレッグを切ったと思われたモランジンだが、左腕を右ワキに抱えられ大内刈りでテイクダウンを奪われる。暫くしてスタンドに戻ったリヴィアは、モランジンも立ち上がるとシングルからダブルへ移行し、ファイヤーマンキャリーでテイクダウンを奪う。
見事なグラップリング技術を見せるリヴィアが、ガードのなかにステイするとレフェリーがブレイクを命じる。と、スタンド戦に戻るやモランジンがテイクダウン狙いを切ってヒザ蹴り、さらにエルボーで攻勢に。ダブルレッグで寝技に移行したリヴィアに対し、モランジンは三角絞めへ。絞めは難しいと判断すると、下からパンチを打ち付ける。さらに足を組み直したモランジンだが、ラウド終了となった。
最終回、前に出るモランジンの左フックがリヴィアの顔面を捉える。左ジャブを返したリヴィアは、エルボー、左フックを被弾した直後にシングルレッグを決める。寝技になると、リヴィアは担ぎパス、サイドを取る。足を戻してくるモランジンを殴り、足を捌いて逆側にパスし右のパンチを入れる。
モランジンのガードからのギロチンは効果がなく、スクランブルに持ち込めないモランジンはガードを強いられたまま試合終了を迎えた。
「凄くエモーショナルで、話せない」と一息をついたリヴィアはポルトガル語に何か話、英語で──という問いに「分からない」と答えた。