【UFC FOX25】ガス欠、ヴィランテ。カミンズに下る
<ライトヘビー級/5分3R>
パトリック・カミンズ(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジャン・ヴィランテ(米国)
左ジャブから右を伸ばすヴィランテ、カミンズのテイクダウン狙いを切って離れる。直後にダブルからシングルに出たカミンズだが、これも切られると右を被弾し、アッパーで動きが落ちる。頭部のカットにレフェリーがブレイクを要求、頭が当たっておりレフェリーから注意が入り、インターバルが設けられた。
再開後、すぐに組みに行ったカミンズは離れると、ヴィランテが右ミドル、左ハイを蹴っていく。と、カミンズは右を当ててダブルレッグに入る。ここも自ら離れたカミンズは、徹底してテイクダウン狙い。ようやくヒザをつかせることに成功したが、ヴィランテが立ち上がる。両者、早くも動きが落ちてきた感のあるラウンド終盤だった。
2R、カミンズのシングルを切ったヴィランテは、明らかにスタミナをロスしている。踏み込みがなくなったヴィランテに対し、カミンズがワンツーからダーティーボクシングへ。右クロス、左フックを放つヴィランテだが、左ジャブを被弾。それでも右を当てて、スーパーマンパンチを放つヴィランテだが、打撃に軸がなくなっている。
最終回、ショートアッパーでカミンズを牽制するヴィランテが、右を当てる、ヒザが落ちたカミンズがダブルレッグ。これを切ったヴィランテがジャブから右を入れる。カミンズは自らのテイクダウンで姿勢が乱れるほど疲弊しており、ここからは体力勝負だ。左を当てたヴィランテ、カミンズが飛び込んで右エルボーを当てる。左の相打ちでバランスを崩すヴィランテは、右を被弾して下がる、
カミンズはボディを入れて、組んでテイクダウン狙いへ。クリンチの攻防にブレイクが掛かり、試合は残り30秒に。ヴィランテがパンチで前に出るも、カミンズも打ち返し試合はタイムアップに。結果、スプリット判定でカミンズに凱歌が上がり、場内はブーイングに包まれた。