【DNTNCS02】今週も契約者が出てくるのか。注目はテコンドーベースの打撃家タン・リー
【写真】WSOFではタイロン・スポーンの2戦目の相手を務め、予想外(!!)の健闘を見せ打撃でやりやった結果の判定負けだったディアンダ(C)GONGKAKUTOGI
18日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFCトレーニングセンターで行われるDana White’s Tuesday Night Contender Series02。
先週の第1回大会ではカート・ホロボウとボストン・サーモンがUFCとの契約を果たしている。5人に1人の確率でUFC行きが決まった現状を見て、第2回大会で戦うファイターに気合が入らないわけがない。
メインは元WSOFベテランでTachi PFライトヘビー級王者だったエンジェル・ディアンダとTUF19ファイターのUFC戦績0勝1敗のダニエル・スポーンが対戦する。
なかでも注目は第3試合に出場するタン・リーだ。TUF22に出演していたリーは、実弟ビンもMMAファイターで、テコンドー一家に育った31歳。特にテコンドーを強調したファイターではないが、その出入りや軸足を入れ替えたクイックモーションの蹴りにルールを感じさせることがある。
いってみればテコンドーをベースにボクシングやキック、ムエタイを取り入れた距離感の優れたストライカーだ。現在では地元ルイジアナからTUF22のチームメイトだったライアン・ホールの50/50ジムでインストラクターを務め、足関節を含んだ寝技も力をつけている。TUF後はLFAなどで戦い、現時点でキャリアは6勝1敗だ。
対戦相手のレザー・ストヤティノヴィックはキャリア12勝5敗で最近はリーと同じようにLFA、そしてTitan FCで戦ってきた。セミでアルフレッド・キャシャーキャンと対戦するショーン・オマーリー、第1試合でケイシー・ケニーと戦うCJ・ハミルトンの両者も近々の試合はLFAで勝利している。
このようにフィーダーショーで王座を目指すのではく、一足飛びにDWTNCSというステップアップ方法も既に多くのファイターが視野に入れるようになっていることだろう。同時にCXFバンタム級王者キャシャーキャン、Tachi PFフライ級王者ケニーのように、UFCファイトパスやAXS TV系の電波に乗らないローカル団体の王者にとっても、やはりDWTNCSが今後の選択肢のプライオリティになることは間違いない。
■DWTNCS02対戦カード
<ライトヘビー級/5分3R>
エンジェル・ディアンダ(米国)
ダニエル・スポーン(米国)
<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマーリー(米国)
アルフレッド・キャシャーキャン(米国)
<フェザー級/5分3R>
サン・リー(米国)
レザー・ストヤティノヴィック(米国)
<ウェルター級/5分3R>
シドニー・アウトロー(米国)
マイケル・コーラ(米国)
<フライ級/5分3R>
CJ・ハミルトン(米国)
ケイシー・ケニー(米国)