【UFC212】元WSOF王者モラエス、強さを見せるもアスンソンに競り負ける
<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン(ブラジル)
Def.2-1:30-27.28-29.29-28
マルロン・モラエス(ブラジル)
互いにローを蹴り合う展開から、モラエスが一気に飛び込んで右アッパーから左フック。構えをサウスポーにスイッチして左ミドルと左ボディ、アスンソンの前進に右フックを合わせる。
アスンソンは前後のステップを使って、ジャブから右。モラエスは構えを細かくスイッチしてミドル・ハイを見せ、ジャブ・左フックを繰り出す。
アスンソンも構えを変えてバックスピンキックを繰り出すが当たらず。ダブルレッグに入って、離れ際にヒザ蹴りを突き上げる。アスンソンが右のオーバーフックを見せると、モラエスはすぐに左フックを返す。
上体を揺らしてジャブを突くモラエスは、アスンソンの飛びヒザ蹴りの着地を狙って右ハイキック。アスンソンは右ストレートで前進する。
2R、アスンソンのジャブに右アッパー・左フックを狙うモラエス。アスンソンは足への前蹴りを見せつつ、構えをスイッチしての左ストレートを打つ。
お互いに右を強振する両者。アスンソンが右ローを蹴れば、受けたモラエスは右ストレート・左フックで飛び込む。
出入りを使ってパンチをまとめるモラエスとロー・前蹴りを蹴るアスンソンという展開が続き、お互いにパンチを出すもののコンタクトは少ない。
モラエスが左フックを当てテイクダウンを狙えば、距離を取ったアスンソンは右フックで突進。最後はミドルを蹴り合って2Rを終えた。
明確な差がないまま迎えた最終R。モラエスが右ローを強く蹴り込むも、アスンソンが右を当ててモラエスのバランスを崩す。
すぐに立ち上がったモラエスはジャブ&ローで手数を増やし、ワンツーから右ハイへ。アスンソンも右ローと前蹴りを返し、じりじりと前に出ていく。
左ミドル・ローを蹴り合い、右ストレートが交錯する両者。アスンソンがモラエスの右ローをキャッチして右ストレート、そのままテイクダウンにつなげるが、モラエスはすぐに足を引き抜く。
逆にモラエスもアスンソンの左ミドルにタックルを合わせ、モラエスをテイクダウン仕掛けるが上体を制すことが出来ず、アスンソンが立ち上がる。
試合がスタンドに戻るとモラエスがバックキック、二段蹴りを連発して攻勢を印象付ける。最後まで決定打がないまま試合は終わり、判定は2-1と割れてアスンソン。UFCのトップと渡り合える強さを見せたモラエスだったが、UFCデビュー戦は黒星発進となった。