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【UFN110】NZ大会でヴォルカノフスキーと対戦、廣田瑞人─02─「削り合いと根性勝負」

Mizuto Hirota【写真】かなり無口な廣田が、今回の取材では言葉が普段より多かった。それだけ気合が入っているに違いない (C)MMAPLANET

6月11日(日・現地時間)にニュージーランドのオークランド、ベクター・アリーナで開催されるUFC Fight Night110「Hunt vs Lewis」でアレックス・ヴォルカノフスキーと対戦する廣田瑞人インタビュー後編。

名前がなくて強いと認めざるを得ない猛者ヴォルカノフスキー戦を前に覚悟が決まった根性勝負を廣田は宣言した。

<廣田瑞人インタビューPart.01はコチラから>


──テイクダウン能力についてはどのように思いますか。

「テイクダウンを狙ってくると、スクランブルで相手も疲れるし、俺も疲れる。そこで根性とスタミナ勝負になってくると思います」

──正直なところコール・ミラーに勝ったので、さらに知名度とUFCにおいて実績のあるファイターと戦いたいという希望を持っていたのではないでしょうか。

「ハハハ、まぁ……実力的にはコール・ミラーより強いとは思っています。名前がないのは、俺にそこまで言える力がないから。なんで、強くて名前のないヤツとやるしかないです」

──カブ・スワンソンがアルテム・ロボフとメインを張ったイベントもあります(苦笑)。

「いやぁ、メインでしたね……。そこまで意識していなかったですけど、アレはマクレガー・パワーです。ロボフだけじゃ、あの試合はなかった。マクレガーのチームメイトという力が働いていますよね。でも、ロボフは頑張った。打たれ強かったですね(笑)。う~ん、凄いっスよね。UFCもアレが通っちゃう。フフフ、まぁ俺とロボフは違いますから」

──マクレガー力がないので、ここでヴォルカノフキーにしっかりと勝つ必要があります。

「そうッスねぇ。いやぁ、良い勝負になると思うんですよ。削り合いと根性勝負、あの矢地選手が負けた試合は根性で負けたように見えました。あそこを頑張って、勝ちたいです」

──矢地選手との試合は参考になりますか。

(C)PXC

(C)PXC

「ヴォルカノフスキーも下になっていたし。スタミナも削られていたのに、あの諦めない気持ちがあるというのが見られたのは大きいです。だから、彼と同じように諦めない試合をしないといけない」

──粕谷選手のように廣田選手が足関節にいくことはないだろうし、ヴォルカノフスキー×矢地選手の試合を見返しておきます。

「まぁ、足関節にいくことなく下になっても立ち上がるようにします。それと俺の方からも組んで倒したいですね。ヴォルカノフスキーを下にするという考えでいきます。下からはそんなにはないと思うので」

──矢地選手には三角絞めを極めていますが。

「そこは根性勝負です」

──三角ハートブレイクだったと。

「そうですね。自分はそう思いました。だから、気を引き締めないとなって。スタミナが切れると、気持ちも切れるので。そのために力とスタミナで押し切りたいです。これまで積んできたところの勝負ですね、ずっと走ってきたので」

──素潜りもできますしね(笑)。

「あれはいきなりやれってなって(苦笑)」

石渡伸太郎 ヒロターッ、サセー、サッセー(爆)。

「ハハハ、もう差しているよってずっと思っていました(笑)。とにかく、今回の試合は覚悟を決めてやり合います。それはもう、相手のパンチも食らうだろうし、向こうもそう思っているだろうし。根性勝負です。

そうやって真っ向勝負になって、組みがどう混ざって来るのか。テイクダウンもそれほど上手くないから、ゴリゴリしたクリンチになるでしょうね。

噛み合うと思います。根性で負けないで、最後に上を取っている方が勝つ。パンチが入ったら、勝負を決めにいきます」

──廣田選手の気合を見させてもらいます。

「できれば倒したいです。背が低いからパンチは当たると思います。良い勝ち方をして、日本大会につなげたいです。アウェイですけど、しょうがない。やります!!」

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