【Invicta FC23】過去最強&ワイルドなロクサンが、ダレリオをマウント&エルボーで倒す
<フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ(米国)
Def.3R1分37秒by TKO
サラ・ダレリオ(米国)
試合開始直後にダレリオの右がヒットし、ロクサンがダウン。すぐに立ち上がったロクサンだが、ダレリオが右アッパーを放つ。ローを蹴って離れたロクサンにダレリオは左ジャブ、そして右を狙う。頭を振り、ステップ、フェイントを織り交ぜるロクサンに対し、ダレリオは左ジャブか右を狙う。ロクサンは右を当てて前に出ると、左ジャブでダウンを奪い返す。
クローズドガードで固めるダレリオに対し、ロクサンは担ぎパスを狙いつつ、ハーフへ。そのまま明日を決めと、ヒール狙いのダレリオからバックマウントを奪いRNCの機会をうかがう。ダレリオが胸を合わせてくると、ロクサンは腕十字。悪夢が蘇るスラムに対応し、腕を伸ばしに掛かる。ダレリオはスラムを2度繰り返し、ヒジを抜いた。
2R、左ジャブを当てたロクサンは、続けて右でダウンを奪うと一気にマウントへ。思い切りパウンドを連打したロクサンは背中を向けたダレリオをバックマウントに捉える。仰向けで両足をフック、細かいパンチからRNCを狙う。尻をずらそうとするダレリオを逃さないロクサンはRNCクラッチへ。ダレリオは手首を掴んで防いだが、胸を合わせるところでマウントを許す。
ブリッジで下にされたロクサンは腕十字、防がれてもオモプラッタへ。さらに三角絞めに移行したロクサンに対し、ダレリオは胸を張ってディフェンス。ハイガードに戻したロクサンは下になっても、パンチを確実に防いでいく。足を一本抜かれてなお、ヒップスローからマウントを奪い返したロクサンはバックマウントへ移行してパンチ&エルボーを落とす。前方に落とされそうになりながら、足をフックして背中に張り付き続けたロクサンがパンチを入れ続け2Rをビッグラウンドとした。
3R、左ジャブを当てて、連打でラッシュを掛けるロクサンは真っ直ぐ下がるダレリオからテイクダウンを奪う。ハーフからマウントを取り、パンチを落とすロクサン。さらにエルボーでダレリオを削っていく。額をカットしたダレリオにエルボーを続けると、レフェリーが試合をストップしロクサンがTKO勝ちを決めた。
過去最高の強さ──そしてワイルドさを見せたといっても過言でないロクサンは、正座して勝ち名乗りの時を待ち、「こんな良い気持ちはMMAをやってきて初めて。彼女は35戦のなかで、一番パンチ力があった」と快勝を振り返った。