【PXC56】肩を負傷したカマカ3世、最後まで戦い抜くも判定でメサに敗れる
<バンタム級/5分3R>
ジェフリー・メサ(グアム)
Def.3-0
カイ・カマカ3世(米国)
ハワイの808ファイトファクトリーから出場のカマカJr。右ジャブを伸ばすメサに対し、カマカは右ボディストレート。ローの蹴り合いからカマカがボディを続ける。組みに行ったカマカが、右フックを当ててダブルレッグへ。ケージを背にしたメサが逆にトップを奪う。ハーフのカマカにメサがエルボー。立ち上がったところでヒザを入れる。
組んだ状態でボディを連打し、ヒザ蹴りにつなげたカマカは蹴り足をキャッチされても右を連打していく。メサは動きが鈍り、カマカの右ハイ、ヒザ蹴り、さらに右フックを受けて前方に崩れる。パウンドを被弾しつつ立ち上がったメサがニンジャチョークも、離れたカマカは右ミドル。これをキャッチしたメサがケージにカマカを押し込むも、体を入れ替えたカマカが大きく担ぎあげてスラムでテイクダウン。カマカが初回を取った。
2R、右ミドルを入れたカマカが右ストレート、さらにボディストレートを軽快に打ち込む。メサのパンチは届かず、カマカは右ハイを当てた直後にダブルレッグへ。シングルからボディロック、クラッチができないとみるやヒザ蹴りを入れる。しかし、ここでパンチを空振りしたカマカがそのままマットに倒れこむ。
好機到来にパウンドを連打するメサがエルボーへ。潜ってツイスターポジションを狙ったカマカは、これを潰されると足関も不発。起き上がったメサが勢いよくパンチ、エルボーを続ける。後方から殴られ、体が伸びてきたカマカがバックを預ける。最後はマウントを許したカマカは、RNCに動けなくなったが、タイムアップに救われた。
最終回、左肩を負傷した模様のカマカが、急所への蹴りで動きが止まったメサにパンチを打ち込む。慌ててストップに入るレフェリー。試合が一時中断し、再開後にカマカは右ロー、そして右フックを打って組みつくともヒザ蹴りを蹴った際に、肩の痛みからか腰を落として動きが止まる。
右を当てて組みに行くカマカは、やはり左腕が使えない。それでも右パンチを当てて、右ミドル。組み付かれると、動きが極端に落ちる。そのカマカの負傷した方をキャンバスに叩きつけるように非情なスラムを見せたメサ。バックを取られそうになり、何とかスクランブルで立ち上がったカマカは右を2発当てて、ダブルレッグでトップを奪取。
その直後に、動きが止ったカマカは立ち上がったメサから離れ右ロー。そいて右ストレートを当てるが、組みついたところで痛みを感じたか動きが止まり、タイムアップに。カマカは無念の判定負けとなった。