【UFN106】右ハイからTD、マウント→バックマウント&RNC。流れるような攻めでリーが一本勝ち
<ライト級/5分3R>
ケビン・リー(米国)
Def.2R3分12秒by RNC
フランシスコ・トリナルド(ブラジル/11位)
サウスポーのトリナルドに対し、左から右、右ミドルを繰り出すリー。左を思い切り振るうトリナルドは、リーのテイクダウン狙いを切って左を続ける。左ジャブには右をカウンターで当てたトリナルドだが、1分30秒を経過した時点でテイクダウンを奪われる。腰を切って腕十字を仕掛ける仕種を見せつつ、エルボー。ハイガードにエルボーを落としたリーは、スクランブルをがぶってケージに押し込みシングルへ。
ニンジャチョークで迎えうったトリナルドは、これを解かれて離れると左ストレートを打ち込む。即ダブルレッグに出たリーに両ワキを差して耐えるトリナルド。放れた両者、トリナルドは左を返して、テイクダウン狙いを切る。トリナルドは左ボディを効かせると、テイクダウン狙いで誤魔化したリーの動きが止る。試合がスタンドに戻るとリーは組んで打撃戦を避ける。残り10秒で体を入れ替えてワンツーを振るっていったトリナルドのラウンドとなった。
2R、右から左を当てたトリナルドが前に出て、飛び蹴りもリーが回ってかわす。直後にダブルレッグを切ったトリナルドだったが、右ハイを受けて体が揺れる。直後にリーはテイクダウンを決めて即マウントへ。パンチを被弾し背中を見せたトリナルドは手首を掴んで胸を合わせに行く。アゴの上からRNCを極めたリーは、腰を反らせてタップを奪う──とフォルタレーザの会場は静寂に包まれた。