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【Road FC】美し過ぎるファイター=ソン・ガヨンとロードFCが泥沼、場外乱闘

Song Ga-Yeon【写真】ソン・ガヨンとRoad FCの争いは泥レス泥沼化の一途をたどる。彼女のバックにはMonsterzym=韓国格闘技メディアが黒幕として存在しているという話も伝わってくるが……。怖い世界だ (C)MMAPLANET

20日(月・現地時間)、日付も21日(火・同)に変わろうかという時刻にROAD FCがソン・ガヨンとの契約に関して──というリリースを発表している。


韓国版テラスハウス=ルームメイトに出演、ロードFCのケージで2試合戦い1勝1敗の戦績ながら、美し過ぎるファイターとして知名度はチャンピオを上回っていたソン・ガヨン。2014年8月のデビュー戦はロードFCライト級王座決定戦=クォン・アソル×久米鷹介をセミに追いやってメインで行われたほどだ。

そんな彼女は格闘技面ではコーチであったソ・ドゥウォンとの恋仲が噂され、そのソ・ドゥウォンはロードFCと絶縁(※今週末のGleamon FCで日本の藤田宗弘=MIKEと対戦)、所属芸能事務所とのトラブルなどで近年は露出も激減していた。

この間、1年半前よりソン・ガヨンが所属事務所=スバクE&M社とのマネージメント契約及び、ロードFCとの選手契約と2つの契約の解除を求めていた。そして、実際に裁判で係争中であり、スバクE&Mとのマネージメント契約に関しては、第一審でソ・ガヨン側が勝利し、スバクE&M社が控訴中という状況にある。

この件はロードFCと彼女の間の選手契約に関して争われるものではなかったが、一部英語メディアで彼女がロードFCと係争中であるという記事が流布し、また彼女がMaxim Koreaという雑誌のインタビューで、ロードFCから不誠実な対応を受け、ジョン・ムンホン代表からセクシャルハラスメントを受けたと話し、そのことが国内のみならず、海外にも紹介されることとなった。

今回、ロードFCではソン・ガヨンのファイナンシャル、プロモーション、トレーニングを全てサポートしてきたこと明らかとし、セクハラ疑惑の否定と、スバクE&Mとの第一審についての事実関係をプレスリリースに明記している。

ソン・ガヨンとスバクE&M社のマネージメント契約に関しての裁判では、ソン・ガヨン側が訴えた6つの事項(01:ソン・ガヨンには不当な契約上の報酬。02:芸能活動を優先させアスリート活動を疎かにさせた。03:セミヌード撮影(実際に行われていないが、教養強要された)など、本人が望まない活動の強制。04:ジョン・ムンホン代表による脅迫、セクハラ。05:スバクE&M社による不適切な報酬の支払い方法。06:スバクE&M社によるソンガヨンと某選手(=ソ・ドゥウォン)との不適切な交際という、倫理に反する情報の流布)に関して、裁判所は06の要求のみを認め、両者による信頼関係の破綻を証しであるとし、スバクE&M社との契約を無効としたというのが第一審であったことを説明。

何よりもロードFC側が問題視しているのは、ジョン・ムンホン代表のセクハラ疑惑に関して、だ。裁判では認められなかった点をMaxim Koreaのインタビューを発端に、他のメディア、SNSを通して、ジョン・ムンホン代表をターゲットに口撃を続けている。

「太るな」、「キングコングみたいな手足だな」、「性上納(枕営業)をしないでよくて良かったな」というセクハラ、心理的被害を受けたというソン・ガヨンの主張に対し、ジョン・ムンホン代表は先週、事実無根と反論。ロードFC副代表で韓国の国民的歌手のパク・サンミン、ロードガールのチェ・スルギ、選手ではクォン・アソル、イ・ユンジュンなどがジョン・ムンホン代表の擁護とソン・ガヨン非難をFacebookやインタビューで表明している。

さらには、大物コメディアンで選手としてもロードFCで試合経験があり、ソン・ガヨン、ソ・ドゥウォンと近しい仲だったユン・ヒョンビンが「芸能生命を賭けて」と前置きした上で、ジョン・ムンホン代表を擁護。ソン・ガヨンを非難したことが、今回の件をさらに大きな話題イオール大炎上した要因となっている。

対して、ソン・ガヨンもインスタグラムで「全てを知らない第三者が関わるべきではない」と対抗処置をしている。

結論として、今回のリリースでソン・ガヨン側によるネガティヴキャンペーンが続いていることをうけて、法的手段に出ることを明らかとしている。

いずれにせよ、両者の意見の食い違いは第3者には到底理解できるものではない。しかし、それでもソン・ガヨンがインタビューで『デビュー戦が緊急オファーだった』と発言している点に関しては、8月17日の試合で7月6日に出場発表、対戦相手も1カ月半前に決まっていたという話も聞かれ、彼女の言い分もどうにも信ぴょう性に欠けている面がある。

ソン・ガヨン側からすれば、スバクE&M社とのマネージメント契約に続き、ROADFCとの選手契約を無効にするべく、裁判以外でもネガティヴキャンペーンを張ることでプレッシャーを掛けていく戦略と考えられるが、スバクE&MはロードFCの長年のスポンサーであるグンネプ・チキンの代表一族の所有する会社ということもあり、韓国ではどちらにも正義はないという見方がされているとも伝わってくる。

いずれにせよ、ケージ外の暗い話題は解決まで時間が掛かりそうだ。

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