【Bellator170】シンゾー・マチダ、絶体絶命の状況で右ハイ、右の突きで逆転TKO勝ち
<フェザー級/5分3R>
シンゾー・マチダ(ブラジル)
Def.3R3分48秒by TKO
ジャマール・オカンポ(米国)
前に出てきたオカンポが組みつくと、シンゾーはヒザ蹴りを見せるもテイクダウンを許す。ガードを取ったシンゾーに対し、オカンポがマウント奪取。ブリッジから前方にオカンポを落として立ち上がったシンゾーが2発、右を入れる。直後に再びテイクダウンを取られたシンゾーは手首を取って三角絞めを狙うが、防いだオカンポが足を捌いてパス。続いてマウントを奪取し肩固めを狙う。
シンゾーはエビを使ってエスケープを図るもマウントからパンチを連打され、足を戻してからもパンチを落とされ続ける。シンゾーのアップキックで腰が落ちたオカンポはヒールを仕掛ける。足を抜いたシンゾーは後ろ回し蹴りを空振りし、シングルを切り切れずまたもケージを背にする厳しい展開に。右目尻を大きくカットしたシンゾーはガードで息を整える。オカンポは蹴り上げをかわしてニーインベリー&パンチでラウンドを締めくくった。
2R、オカンポのテイクダウン狙いを切ったシンゾーは続いてヒザをボディにいれると、左をヒット。オカンポは再びシングルを切られ、左ミドルを受けながらテイクダウンを狙う。しかし、腹が効いて動けなくなったオカンポにシンゾーがパンチを連打する。ここでオカンポが足関節狙いからトップを取るというシンゾーには勿体ない展開に。
ただしオカンポは動きが落ちており、シンゾーがスタンドに戻ることに成功する。左ハイを当てたシンゾーだったが、続くオカンポのダブルレッグにテイクダウンを取られる。ハーフからエルボーを落とし、サイドを取ったオカンポがパンチ、エルボーを狙う。背中を預けつつ、ガードに戻ったシンゾーはスクランブルに持ち込めない。
と、シンゾーはテッポウでトップ、さらにマウントへ。ブリッジで上を取り返したオカンポへの三角絞めを狙うシンゾーだが、担いだオカンポがバックを制しRNC。しぶとく、これも体を捻って防いだシンゾーはマウントからパンチを被弾しつつ2R終了を迎えた。
最終回、オカンポのテイクダウンをスプロールしたシンゾーが右ストレートを当てる。オカンポは組んでシンゾーをケージに押し込む。オカンポが離れてテイクダウンを狙った際にケージ際から離れたシンゾー。オカンポは執拗に組んでケージにシンゾーを押し込む。時間だけが過ぎ、シンゾーは厳しい局面に。尻餅をつかされ立ち上がったシンゾーが離れる。
残り2分、右ハイを思い切り蹴っていくシンゾーだが、これはブロックの上。続く右の突きに組んだオカンポに対し、首相撲からヒザを突き上げる。離れたオカンポにシンゾーは右ハイ、続く右ストレートを当てるとオカンポが前方に崩れる。亀の態勢のオカンポのボディを蹴り上げたシンゾー、レフェリーが試合をストップし最終回の逆転KO勝ちとなった。