【Glory37】計量終了 ロスマーレンは体重オーバーで王座剥奪。世界戦はノンタイトル戦に
【写真】長身のエンブリー、頭より後ろから出てくるイメージのオーバーハンドがロスマーレンを捉えることはできるか(C)JAMES LAW/GLORY SPORTS INTERNATIONAL
19日(木・現地時間)、明日20日(金・同)にカリフォルニア州ロサンゼルスのザ・ノヴォ・バイ・マイクロソフト(※旧ノキア・センター)で行われるGlory 37「Los Angeles」の公開蹴り世が行われた。
今大会はメインでジェイソン・ウィルニスの持つGlory世界ミドル級王座にイスラエル・アデサンヤが挑戦する一戦をメインにウェルターT、さらには元UFCファイターのグト・イノセンチがダンジェロ・マーシャルと対戦するヘビー級戦などがラインナップされている。
また注目はプレリミ=Super Fight Seriesのメイン、Glory世界フェザー級選手権試合だ。ライト級から階級を下げてチャンピオンとなったロビン・ヴァン・ロスマーレンがカナダのマット・エンビリーの挑戦を受ける。
エンビリーは昨年9月の挑戦者決定トーナメントでイム・チビンとギガ・チカゼを連続KOで倒し優勝、Lion Fight時代には北米ナンバーワンといって過言でないケビン・ロスと1勝1敗。しかも、敗戦はスプリット判定での敗北。大和哲也には敗れているが、マライペットにも勝利しており、ロスマーレンが良く見せるガード→攻め→ガードという耐久戦を仕掛けると、疲弊してしまう恐れもある。あまりオランダ系キックボクサーが見せないオーバーハンドも、ラウンド序盤ほど決まるという見方もできる。掴みがほぼ禁止というなかでも、強さを見せているエンビリーはベルトをカナダに持ち返る可能性は決して低くないと予想される──と思われた両者の対戦だが、ロスマーレンが体重オーバーで王座剥奪。ノンタイトル戦として行われることに。
なお、今大会の全計量結果は以下の通りだ。
■ GLORY37 計量結果
<Glory世界ミドル級選手権試合/3分5R>
[王者] ジェイソン・ウィルニス:185ポンド(83.92キロ)
[挑戦者] イスラエル・アデサンヤ:185.6ポンド(84.19キロ)
<ウェルター級挑戦者決定T決勝/3分3R>
TBD
TBD
<ヘビー級/3分3R>
グト・イノセンチ:264ポンド(119.75キロ)
ダンジェロ・マーシャル:241.8ポンド(109.68キロ)
<ウェルター級挑戦者決定T準決勝/3分3R>
カリム・ベンマンスー:166.4ポンド(75.48キロ)
アラン・シェインソン:169.2ポンド(76.75キロ)
<ウェルター級挑戦者決定T準決勝/3分3R>
ヨアン・コンゴロ:169.8ポンド(77.02キロ)
コンスタンティン・クジン:167.4ポンド(75.93キロ)
■ Superfight Series
<Glory世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者] ロビン・ファン・ロスマーレン:143.8ポンド(65.23キロ)
[挑戦者] マット・エンビリー:142ポンド(64.41キロ)
<ヘビー級/3分3R>
ジョナサン・ジニシュ:244.2ポンド(110.77キロ)
トーマス・モジュニー:252.6ポンド(114.58キロ)
<ミドル級/3分3R>
マイク・ルメア:185.8ポンド(84.28キロ)
ウォーレン・トンプソン:186.4ポンド(84.55キロ)
<女子バンタム級/3分3R>
ゾイラ・フラウスト:125.8ポンド(57.06キロ)
ダニエラ・グラフ:123.6ポンド(56.06キロ)
<フェザー級/3分3R>
ギガ・チカゼ:143ポンド(64.86キロ)
ヴィクター・ピント:142.8ポンド(64.77キロ)