【Pancrase283】ストロー級KOP砂辺光久に挑戦、北方大地<01>「どの局面でも勝負できる。相性は良い」
【写真】フィジカルの強さが伝わってくる北方のボディ。37歳の王者に25歳のチャレンジャーが挑む (C) PANCRASE INAGAKI GUMI
18日(日)に東京都江東区のディファ有明で開催されるPancrase283においてストロー級KOPTで王者・砂辺光久に挑む北方大地。
今年3月に元修斗世界王者の室伏シンヤに判定勝利し、3連勝で砂辺への挑戦権を手に入れた。
チャンピオン砂辺も北方のソレを遥かに上回る14連勝中という圧倒的な強さを見せているが、北方は「スタミナもフィジカルも自分の方が上。どう転んでも僕に有利な展開になる」と自信たっぷりに語った。
――Pancrase283でストロー級KOPTに臨む北方選手です。試合まで2週間を切りましたが、今の仕上がりはいかがですか。(※取材は12月7日)
「時期的には疲労のピークですけど、仕上がりは過去最高ですね」
――良い練習が出来ている手応えがあるようですね。
「実戦的なスパーリングもそうやし、自分の身体の機能を上げるトレーニングもそうやし、すべての面で向上しているなって感じがあります」
――練習環境としては稲垣組がメインでそこにフィジカルトレーニングをプラスしているのですか。
「はい。午前はパーソナルトレーニングでフィジカルを鍛えてもらっていて、そこで鍛えたフィジカルを夜の稲垣組でのスパーリングで技につなげるという感じです」
――フィジカルトレーニングはいつからスタートしたのでしょうか。
「室伏(シンヤ)戦の前なんで今年の1月からで、トレーニングをやればやるほど成果を感じています」
――具体的にはどこが一番変化しましたか。
「バランスが良くなったところです。バランスが良くなるとシンプルにパワーもスピードが上がるし、それが数値的にも出ています」
――例えばそれまでの試合で自分の力を出し切れないと思うこともあったのですか。
「それは精神的なところが大きかったと思います。もともと自分は筋力的なポテンシャルが高いんですけど、それを出し切る感覚を掴めてなかっただけだと思います」
――現在、2015年12月の石綱テツオ戦から3連勝中ですが、ご自身ではここ最近の試合をどう捉えていますか。
「率直に思うのはもっともっと良いパフォーマンスが出来たよなってことですね。室伏戦もフィニッシュ出来たと思うし、早坂(優瑠)戦ももっと圧倒的できたと思うし……。まぁ、すごく冷静に頭を使いながら戦えるようになったことはええところかなと思います」
――見ている側としては勢いに乗っていると思うのですが、まだまだあんなもんじゃない、と。
「全然ありますよ。次は地上波でも放送があるじゃないですか。ここで自分の名前を一気に売りたいし、今の勝ち方じゃ満足する結果を得られないことは理解しているんで、自分はもっともっといいパフォーマンスを出せるはずやから、それを出したいと思います」
――タイトル戦が決まった時の心境はいかがでしたか。
「よっしゃ、来たかって感じです。実は今年の1月1日に練習ノートに『今年の目標は年内にベルトを獲ること』って書いてたんです。当時の自分はランキングが9位~10位くらいだったんですけど、ランカーに3連勝すれば年末にタイトルに挑戦することも不可能じゃないな、と。
結果的に今年の一発目で2位の室伏に勝って2試合でタイトルマッチまで来たんで、予定よりも1試合やらずに済んでラッキーって感じですね」
――このタイミングでタイトルに挑戦することはずっとイメージしていたのですね。
「そうです。絶対来るってイメージして生活してきたし、この1年はチャンピオンになるために練習してきました」
――チャンピオンの砂辺選手にはどんな印象を持っていますか。
「対戦相手として見るなら、自分にとって相性がいい相手だなと思います。ある程度のことはソツなくこなしますけど、ボクシング以外で特に強みがあるタイプではないと思うんで。逆に僕はボクシングも強いし、レスリングも強いし、どの局面でも勝負できるから相性は良いですよね」
■Pancrase283対戦カード
<KOPストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] 砂辺光久(日本)
[挑戦者] 北方大地(日本)
<フェザー級/5分3R>
ISAO(日本)
高谷裕之(日本)
<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
マルロン・サンドロ(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
内村洋次郎(日本)
田中半蔵(日本)
<フライ級/3分3R>
桑原悠(日本)
三澤陽平(日本)
<フライ級/3分3R>
中村龍之(日本)
杉山廣平(日本)
<フェザー級/3分3R>
渡辺謙明(日本)
堀江圭功(日本)
<ライト級/3分3R>
小林裕(日本)
丸山数馬(日本)
<フライ級/5分3R>
春日井健士(日本)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)
<フライ級/3分3R>
神酒龍一(日本)
古間木崇宏(日本)
<フライ級/3分3R>
荻窪祐輔(日本)
若松佑弥(日本)
<ライト級/5分3R>
林源平(日本)
ジョン・パチスタ・ヨシムラ(ブラジル)
<ストロー級/3分3R>
小塚誠司(日本)
児玉勇也(日本)
<バンタム級/3分3R>
TSUNE(日本)
山口亮(日本)
<バンタム級/3分3R>
合島大樹(日本)
坂本端氣(日本)
<フェザー級/3分3R>
松岡嵩志(日本)
宮路智之(日本)