【Euro FC01】ニーニマキがブルッキンズをほぼ完封、フルマークの判定勝ち
<63キロ級契約/5分3R>
トム・ニーニマキ(フィンランド)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョナサン・ブルッキンズ(米国)
左ジャブから組み付いたニーニマキ。ブルッキンズはケージを背にして押し返すと、両者が離れる。左から右ストレートを打ち込んだニーニマキに、ブルッキンズは右ハイを狙う。プレッシャーを強めるニーニマキは左フックを当て、右ストレートを入れる。打撃で圧されたブルッキンズは組んで、ニーニマキをケージに押し込む。ボディからアッパー、右ハイを放ったブルッキンズ。
ニーニマキが右ストレートから組んで金網際でクリンチ、ヒザを突き上げる。アッパーから左右のフックを入れたブルッキンズが、右を2発入れる。ニーニマキは前に出るが、右ボディフックを被弾する。残り10秒でのテイクダウンに失敗したブルッキンズだが、終盤は持ち直した。
2R、左フックを入れたニーニマキは、左ジャブを続けブルッキンズの右を掻い潜って組みつき、ダブルレッグでテイクダウンに成功する。すぐに起き上がったブルッキンズだが、再び倒されギロチンへ。サイドに回って頭を抜いたニーニマキは立ち上がろうとするブルッキンズを潰していく。かぶり切れなかったニーニマキをシングルで押し込み、ダブルに切り替えたブルッキンズがテイクダウンに成功する。
背中を譲ったニーニマキは、巧みに胸を合わせてダブルレッグでテイクダウン。ハーフからニーニマキがパンチを落とし、エルボーを打ち込む。ブルッキンズのラバーを潰したニーニマキだが、ブルッキンズも最後に立ち上がり右ミドルを蹴り込んだ。
最終回、ニーニマキが左ロー、ダックアンダーから左を打ち込む。ブルッキンズはシングルレッグからドライブ、ニーニマキがすかしてがぶると体を入れ替える。逆にシングルレッグでテイクダウンに成功したニーニマキは、ギロチン&ハーフバタフライを潰して、ハーフから左エルボーを連続で落とす。左エルボーを受け続けるブルッキンズはケージ際に移動するも、立ち上がれることができずバタフライガードに。
このガードもヒザを押して足を一本抜いたニーニマキが、勢いのある左のパウンドを連打する。立ち上がったブルッキンズをがぶり、バックを狙ったニーニマキがシングルを仕掛けられながらもキムラロックから、胸を合わせてテイクダウンへ。背中をマットに着けたブルッキンズは三角絞めへ。
ニーニマキは頭を抜いてパウンドを連続で入れながらタイムアップを迎えた。1Rこそ接戦だったが、2Rと3Rは完全に取ったニーニマキがフルマークの判定勝ちを収めた。