【UFN94】カーロス・ジュニオール、攻め続けて最後はRNCでレレコからタップ奪う
<ミドル級/5分3R>
アントニオ・カーロス・ジュニオール(ブラジル)
Def.3R4分46秒by RNC
レオナルド・アウグスト・レレコ(ブラジル)
左ジャブを伸ばすジュニオール。続いてサウスポーのレレコに右ハイを狙う。右ボディストレートから右前蹴りを見せたジュニオールに対し、レレコはなかなか手が出ない。距離が遠く自分の動きが取れないレレコの左にジュニオールは右フックを合わせようとする。残り2分でダブルレッグに出たジュニオールは、シングルにスイッチしてレレコをケージに押し込んでいく。離れた両者、再びジュニオールが組んでバックへ。
レレコの手がマットについている時にジュニオールのヒザが顔面の近くに放たれたということでブレイクが入る。と、レレコにそれほどダメージがあるとは思えなかったが、ジュニオールにペナルティが与えられマイナス1Pに。再開後直後にテイクダウンを奪ったジュニオールはスクランブルからバックに回ってパンチを入れタイムアップ。初回は9-9となったか。
2R、開始直後にジュニオールが組んでバックへ。前方に落とされてガードを強いられるも、即オモプラッタからトップを取り返す。ジュニオールはバックコントロールからパンチを入れてバックマウントを狙う。レレコは足を入れさせなかったが、ジュニオールはパンチ、ヒザを入れてシングルフックへ。そのまま後方からパンチ、鉄槌、エルボーを放つジュニオール。レレコはパンチを貰うのみで動けない。
足だけはフックさせないで粘るレレコだが、パンチを受け過ぎている。殴られながらケージ際に移動し立ち上がったレレコ、ジュニオールはヒザをボディに突き刺し、再びテイクダウンへ。レレコはギロチンも入りは浅く、2回が終わった。
3R、左ボディアッパーを連続で見せたレレコ。動きが粗くジュニオールは左フックを顔面に入れて組んでいく。2度目のトライでボディロックに捉えたジュニオールに対し、レレコはここでもギロチンへ。ケージを背に窮屈な姿勢で賭けたギロチンをジュニオールは余裕をもって防ぎ、トップを奪取。レレコは立ち上がるが、ダブルレッグで倒される。倒され立つ、また倒されるを繰り返し疲弊が目立つレレコに攻めに転じる気配がない。
残り70秒でついにテイクダウンからバックマウントを奪取したジュニオールがRNCを仕掛ける。アゴの上からパームトゥパームで左ヒジをひきあげていくと、右手が喉下に。RNCクラッチに切り替え、体を反らせたジュニオールが攻め続けた結果、最後にタップを奪った。