【TPF17】復活第2弾TPFにドーン参戦。田中路教の物差しに?!
【写真】ジャレッド・パパジアンとラッセル・ドーンの一戦は、日本のファンにとってはある意味、内容と結果ともに気になるマッチアップだ(C)GONGKAKUTOGI&MMAPLANET
14日(木・現地時間)、カリフォルニア州リムーアのタチパレス・ホテル&カジノでTPF17「Fall Brawl」が開催され、ラッセル・ドーンとジャレッド・パパジアンの間で暫定TPFバンタム級王座決定戦が行われる。
TPFといえばカリフォルニア中央バレーのカジノで、Zuffa買収前のWEC、PFCとトップ人材育成大会の伝統が連綿と受け継がれてきた名物イベントだ。しかし、昨年12月に今年2月のイベントのキャンセルとプロモーション活動のクローズが、タチパレスとホテルを運営するインディアン・リザベーション=サンタ・ロサ・ランチェリア・タチ・ヨクート族評議会によって決定された。
その僅か4カ月後、同カジノからTPFの活動再開、今年は8月&11月、来年は4度のイベント開催が発表された。復活後2度目のイベントとなった同大会では上記にあるように、メインのバンタム級暫定王座決定戦にPXCで日本の山内慎一や田中路教、グアムのカイル・アグオンと激戦を繰り広げてきたドーンが参戦。ドーンは9日にマニラで行われたPXC41でクリサント・ピットピットンゲと対戦予定で契約も残っていたが、米本土の中堅プロモーション出場の機会を得たことでPXCサイドから同大会の出場が認められたという経緯がある。
そのドーンと対戦するのは元UFCファイターのパパジアンだ。パパジアンはオクタゴンでは3連敗でリリースされたが、その後は3勝1敗と好成績を残しており、WSOFでも白星を挙げている。テイクダウンとスクランブルを得意とし、アグオン戦ではアウェイ判定で敗れたといっても過言でないドーン。田中には一本を取られていることもあり、MMAに三段論法は当てはまらないとはいえ、彼の戦い振りはUFC出場を目指す田中にとって、何らかのスケールになることは違いない。
この他、ベラトール初代フェザー級王者ジョー・ソト、同じくベラトールやストライクフォースで活躍してきたワーチム・スプリットウルフなど、規模縮小は否めないがコア・ファンには気になるファイターの出場があるのが、TPFがTPFたる所以だ。
■Tachi Palace Fights17対戦カード
<TPF暫定バンタム級選手権試合/5分5R>
ラッセル・ドーン(ハワイ/米国)
ジャレッド・パパジアン(米国)
<TPFウェルター級選手権試合/5分5R>
ネイト・ローラン(米国)
キト・アンドリュース(米国)
<バンタム級/5分3R>
アダム・カルデロン(米国)
ジェレマイ・ラビアーノ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ジョー・ソト(米国)
コリー・ヴァンバウアー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ランドール・ウォレス(米国)
ワーチム・スピリットウルフ(米国)
<バンタム級/5分3R>
コディ・ギブソン(米国)
エヴァン・エスグエラ(米国)
<ヘビー級/5分3R>
マニュエル・ケサダ(米国)
ジェロッド・ブラウン(米国)
<ミドル級/5分3R>
コリン・ハート(米国)
アンソニー・ルイズ(米国)
<女子フェザー級/5分3R>
マリオン・ルノー(米国)
ジェニファー・アンダーソン(米国)
<ライト級/5分3R>
ダレン・クリスプ(米国)
ライアン・ルノー(米国)