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【ADW】Road to ABU DHABI WARRIORSバンコク大会に田村ヒビキ、ボブ・アームストロングが出場

Tamura & Bob【写真】再起とADW本戦出場を賭けてバンコクで戦う田村ヒビキとボブ・アームスロトング (C)MMAPLANET

12日(金・現地時間)、タイ・バンコクのアジアティーク・リバーフロントでROAD TO ABU DHABI WARRIORS :THAILANDが開催され、日本から田村ヒビキ、ボブ・アームストロングの2選手が出場する。

Road to ADWはそのイベント名通り、アブダビ・ウォリアーズ本戦の出場権を賭けた大会で、昨年はロシアとタイで1イベントずつ計2大会が行われ、今年の5月に開かれたADW本戦に4選手が同大会から出場を果たしている。

今回のバンコク大会はミドル級とライト級の2階級で4人制トーナメント準決勝が組まれ、勝者が来月にROAD TO ADWウィナーの座を賭けて対戦するとのこと。ミドル級でボブ・アームストロング×デミトリ―・ヴォイトフ、クリスチャン・ムプンブ×セバスチャン・ヒュオ・マルシャン、ライト級は田村ヒビキ×バイザット・ハトホフ、アリコン・カサロフ×ダミエン・ラピルが組まれている。

ボブは名古屋のALIVE所属、戦績は6勝3敗のキウイ・ファイター。直近の試合は4月のパンクラスで新村優貴にボディへのヒザを効かされ敗れている。対するヴォイトフはベラルーシの特殊部隊出身で徒手格闘技術のスペシャリストでコンバットサンボ歴もある。ミドル級トーナメントでは元ベラトール世界ライトヘビー級王者のムプンブが本命視されるむきもあるが、過去10戦で4勝6敗と元気がない──ゆえのトーナメント出場でもあり、同じフランス国籍を持つコンバットボクシングという特殊なジム所属のマルシャンに足下をすくわれる可能性もある。

ライト級に目をやると、修斗やDEEPでキャリアを積み、最近ではブラジリアン柔術に目覚めた感のある田村も6月の江藤公洋戦の敗北からのリスタートとなる。対戦相手のハトホフは今年の1月にパンクラスで勝利しているロシア人ファイター。コンバットサンボ出身で、ワールドカップで優勝経験もある。

もう一つの山はムプンブの同門ラピルに注目したい。今年の2月に東京で行われたWSOF-GC02で小見川道大を追い込んだエディ・バイオレット、中島太一を破ったアーノルド・クエロと同じMMA FACTORY所属。MMAとしての完成度の高さが、バイオレット&クエロ級であればトーナメント本命に挙げることもできる。


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