【Bellator106】リアリティTVショー、初代ウィナーはリッグス!!
<Fighter Masterウェルター級決勝戦/5分3R>
ジョー・リッグス(米国)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
マイク・ブロンゾウリス(米国)
互いにローキックを入れ、リッグスが左ストレートを放つ。ともにサウスポーの構えでブロンゾウリスは左に回ってローを入れる。リッグスはワンツーを入れるが、ブロンゾウリスのローを前足に受けて、バランスを崩す場面も。距離を詰めて首相撲からヒザを入れるブロンゾウリスだが、リッグスのフックを動きが止ってしまう。すぐに下がったブロンゾウリス、リッグスは攻め急がずハイをキャッチし、小外掛けでテイクダウンを奪う。
残り90秒、パウンドから蹴り上げを受けてバックに回ったリッグス。後方に倒れ込んで両足をフックする。胸を合わせてシングルに出たブロンゾウリスをがぶったリッグスが、肩口にヒザ蹴りを入れ、バックを伺う。
2R開始直後にボディロックから、即テイクダウンを奪ったリッグス。ブロンゾウリスもケージを背にして立ち上がると、体を入れ替えてリッグスをケージに押し込む。直後に態勢を入れ替えたリッグスは、距離を取り直す。ブロンゾウリスはローから左をヒットするが、リッグスが再びケージに押し込む。頭が当たったか、リッグスの左目尻がカットし、血が流れ出している。
距離を取ったリッグスは、再び小外刈りからテイクダウンへ。パスからサイドを取ったリッグスはバックマウントへ移行する。リッグスはケージを背にしてバックを取り、後方からパンチを入れる。起き上がったブロンゾウリスが胸を合わせる前に、再び背中を取ったリッグスだが、グラウンドへ移行すると前方に落されてしまう。ボトムからエルボーを放ったリッグスは、三角を狙うもブロンゾウリスが防いだところで2Rもタイムアップに。10万ドルが掛かったファイト・マスター決勝戦の結着は最終ラウンドに。
3R、リッグスのワンツーで最後の5分間がスタート。パンチを振り回しながら前に出たブロンゾウリスに対し、距離を取り直したリッグスが組みつきダブルレッグから持ち上げてスラムでテイクダウンを奪う。サイドからバックとこれまでと同じ流れで攻め込むリッグスが、両足をフックする。パンチを入れながらRNCの機会を伺うリッグスは、このまま時間が過ぎれば勝利に近づく。
圧倒的に不利な状況に持ち込まれたブロンゾウリスは、バックマウントを許したまま立ち上がろうとする。残り2分、後方に倒れ込んだリッグスはシングルバックに。体を起こそうとしたブロンゾウリスから、再びバックマウントを取り返したリッグスは、盤石の状態に。ブロンゾウリスが立ち上る。シングルバックを取ったリッグスは、そのまま尻餅をつくが、ブロンゾウリスが体を反転させトップを奪取する。しかし、残り時間は僅か10秒。立ち上がったリッグスは、試合終了の合図を聞き、勝利を確信。大きく両手を広げた。
ジャッジの裁定は当然のようにリッグスを支持、ファイトマスターズ・ウィナーとなったリッグスは「ジョン・クランチを始め、皆が助けてくれた。家族のために戦っている」と語り、タイトル挑戦権が掛かった通常のトーナメント出場への意欲を見せた。