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【UFC FOX20】シェフチェンコがホルムを破って、王者ヌネスへのリベンジ宣言!!

<女子バンタム級/5分5R>
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(ペルー/7位)
Def.3-0:49-46,49-46,49-46
ホーリー・ホルム(米国/2位)

1R、サウスポーの両者はガードをしっかりと固めて向かい合う。ホルムのほうが距離を取り、時計回りで回る。シェフチェンコは速い右ロー。ホルムが前に出るとシェフチェンコは左ローを繰り出す。右サイドキックと、左の関節蹴りで距離を作るホルム。ここで前にホルムが前に出ようとすると、シェフチェンコがカウンターで右フックをヒットさせる。さらに左ローを当てていくシェフチェンコ。3分すぎ、グイっと距離を詰めたホルムが、ワンツー。左ストレートがクロスでヒットし、シェフチェンコはダウン。

すぐに立ち上がるシェフチェンコに、ホルムは左ハイを見せるも、これは当たらず。やや動きが堅くなったシェフチェンコに対し、ホルムは右サイドキックで距離を保ちながらプレッシャーをかける。右ストレートを打ってきたホルムに組みつき、ハイクラッチでテイクダウンしたシェフチェンコだが、すぐにホルムに立たれてしまう。ホルムは反対にシェフチェンコをケージに押し込み、ボディへヒザを連打。離れて、シェフチェンコのワンツーをバックステップでかわしたところで1Rが終了した。

2R、クラウンチング・スタイルでプレッシャーをかけていくホルム。シェフチェンコは大きくカカト蹴りを繰り出すも、ホルムはバックステップでかわす。シェフチェンコもホルムの右ハイをブロックし、距離を詰めてきたホルムにハイクラッチで組むも、ホルムは差し返してシェフチェンコをケージに押し込む。離れたところでホルムの左ストレートの打ち終わりに、左のバックハンドブローを返していくシェフチェンコ。ここからシェフチェンコはホルムのパンチに右フックを合わせていくようになる。

3R、ホルムが細かく右サイドキックと左の関節蹴りを見せるが、シェフチェンコもディフェンスして左右のロー。ホルムは距離を詰め、いきなり左のスーパーマンパンチ。シェフチェンコはバックステップでかわし、ホルムの追撃にも右フックのカウンターを合わせる。シェフチェンコもお返しの左のスーパーマンパンチ。互いにローを打ち合うなか、シェフチェンコが蹴り足を掴んでテイクダウンに成功。ホルムはすぐに立ちあ上がったが、パンチかヒジをもらったか右まぶたをカットしている。

ここで四つに組んだシェフチェンコが、足をかけて再びテイクダウン。ケージ際でハーフガードを取るホルムは、シェフチェンコの左手を抱えディフェンス。シェフチェンコは手を抜き、上半身を起こして左ヒジを連打。数発もらったホルムは再びシェフチェンコの左手を抱えるが、今度はシェフチェンコの右パウンドをもらってしまい、シェフチェンコ優勢で3Rが終了した。

4R、ホルムが距離を詰めようとすると、シェフチェンコが右フックのカウンター。続いてホルムの打ち終わりに左ローを当てて行く。ワンツーから左ローに繋げるシェフチェンコ。ホルムのサイドキックの打ち終わりに、シェフチェンコが右バックスピンキックを狙う。ホルムの左ストレートに右フックをクロスで合わせ、さらにホルムの左に回り右フックをヒットさせる。

ホルムが動き、シェフチェンコがその打ち終わりに打撃を合わせるという展開が続くなか、シェフチェンコがシングルレッグ。ホルムは足を抜いてカットする。ホルムの左ストレートに対し、シェフチェンコは右フックをクロスで合わせる。さらに細かい右ジャブと左右のローで、ホルムを中に入れさせない。


最終回、互いにジャブを突き合う展開、前に出るのはホルム。シェフチェンコも踏み込んで左ストレートを繰り出すが、ホルムの顔面には届かない。しかしホルムの左ストレートに右フックを合わせていくシェフチェンコ。ホルムの右ジャブにも右フックを合わせる。シェフチェンコが左バックスピンキックをホルムの喉元に当てると、アクションの少ない試合にブーイングを浴びせていた観客も歓声を送る。

以降はシェフチェンコのほうが距離を保つ展開に。ホルムが右サイドキックから距離を詰めようとするもシェフチェンコは入れさせず、さらに左ストレートを放つホルムに右フックをヒット。さらにワンツーから右フックを返すシェフチェンコ。試合終了後、両者は腕を上げて勝利をアピールしたが――。

裁定はジャッジ3者とも49-46でシェフチェンコの勝利を支持。勝者は試合後のインタビューで、現同級王者アマンダ・ヌネスへのリベンジを希望した。

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