【WSOF】WSOF JAPAN設立、日本で会見。米国でもリリース
【写真】29日にWSOF JAPANに関して記者会見を開いた酒井正和代表。WSOF日本大会開催の暁にはさいたまスーパーアリーナ級での開催も視野に入れているそうだ (C)MMAPLANET
29日(火・現地時間)、World Series of Fightingが公式プレスリリースによって、パンクラスとの提携について発表、レイ・セフォー代表がコメントを寄せている。
同日、日本でも東京・新宿のパンクラスオフィスで酒井正和代表がWSOF JAPANの設立及び代表就任会見を行い、さらに5月以降のパンクラス・ナンバーシリーズに置いて10角形(デカゴン)ケージの導入を発表。同代表は「パンクラスにWSOFの選手が上がる」、「UFCなど他のプロモーションに上がりたい選手は、もちろん自分の考えでUFCを選ぶこともできる。WSOFはそのようなことを気にする団体ではない」、「ケージを導入すると、パンクラス・ゲートもケージで行う」ことを明言、JMLなどアマチュア組織とも話し合いの場を持つことも明らかにした。
酒井代表の会見から7時間後、WSOFのプレスリリースでは「日本は長い間、あらゆるタイプの格闘技のトップとなる大会を開催してきた。そして、個人的にも格闘家人生に中で最高に楽しい時を過ごした土地です。今回、WSOF JAPANの創設を発表できてエキサイトしています。パンクラスの酒井正和代表とそのチームと一緒に日本大会を開催し、アジアのファイターと世界のファイターにとって大きな機会となるよう期待しています」
WSOFでは12月にカナダ・バンクーバー大会で初めて米国以外でイベントを開くが、日本大会に関しては来年の早いうちに開きたいとリリースには明記されている。この件に関して、酒井代表は「もう少し、じっくりと期間を置きたいと思っていたので、計画を変更しないといけないかもしれないですね」と笑顔を浮かべて語っていた。
過去、MMAにおいてプロモーション間の交流というものは、パンクラスとBodog、DREAMとSRCという例を挙げるまでなく、ほとんど成功例や継続的開催は見られない。ただし、今回はパンクラスと業務提携だけでなく、WSOF JAPANという支部を開設している。UFC UKやUFC Canada、そしてUFC Latin Americaに近いケースでWSOFが日本で定期開催されるようなことになれば、日本MMA界にとっても新たなプラットフォームにもなりえるので、期待を込めて今後の両者の動きを注視したい。