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【UFC】Ultimate Fighting ChampionshipがWME/IMGの傘下に。どうなる日本市場??

2016.07.12

UFC【写真】日本で買収という響きがネガティブに取られることもあるが、より大きな資本の下でUFCが運営されることは世界的規模の発展という部分で非常にポジティブであるはずだ(C)MMAPLANET

11日(日・現地時間)、日本時間で11日午後9時にWME/IMGの名の下、ネヴァダ州ラスベガスでなくカリフォルニア州ビバリーヒルズより、同社にUFCが売却されたというプレスリリースが配信された。

ここ数カ月、UFC買収という話は常に話題となっており、WME/IMG、China Media Capital、Blackstoneなどが、売却先として有力視されていた。既に4000億円という巨額でUFCのオーナーが変わったというニュースは、この公式リリースを前に世界中を駆け巡っていた。

「過去10年、フェティータ兄弟とダナ・ホワイトのリーダーシップと彼らが創り上げたチームによって、UFCは信じられない成長を遂げてきた。今後、我々はUFCとアスリートたちは地球的規模の成長と成功をもたらしたい」とWME/IMGのCo-CEOのアリエル・エマニュエルとパトリック・ホワイトセルの声明がリリースに寄せられている。

一方、ダナ・ホワイトはリリース内で「我々のゴールは常に最大のショーで、最高の選手をファンに見てもらうこと。そして世界最大のスポーツとすること。私はWME/IMGとともにこのスポーツをネクストレベルに引き上げ続ける」とコメントしているように、今後もUFCに留まることが明らかになっている。

その一方で、ロレンツォとフランクのフェティータ兄弟は経営から撤退、株式の一部を持つことに。またファンにとって気になる部分としてはジョー・シルバとショーン・シェルビーの両タレントリレーションのトップもUFCに留まるという話も関係者から伝わってきた。

実際に経営権が譲渡されるのに2カ月近く時間を要するとみられるが、この間も毎週のようにUFCはイベントを開催しており、そのオペレーションチームが即、形を変えることは考えられない。

また、今年は大会開催が発表されない状況にある日本だが、世界30カ国で事業を展開しているIMGは日本にもオフィスを構えており、スポーツ選手のマネージメントやスポーツマーケティングの世界で確固たる地位を築いている。IMGの日本オフィスにはUFC以外のMMAプロモーションからライツビジネスなどで過去に交渉が持たれたことがあるのも事実で、日本やアジアの市場をしっかりと把握しているに違いない。またWME本体にはソフトバンクも出資しており、その子会社がUFCの映像ビジネスを展開していることもあり、WME/IMG傘下となったUFCが日本という市場で、どのようなマーケティング戦略を持ち、如何に定着させるよう臨むのかも気になるところだ。


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