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【UFN90】秀逸、ジョバーンの左からの攻撃。初陣モハメッドも最後まで粘りを見せ、アッパレな判定負け

<ウェルター級/5分3R>
アラン・ジョバーン(米国)
Def.3-0:29-27.29-28.28-27
ベラル・モハメッド(米国)

Titan FCウェルター級王者からUFCデビュー戦をムア代えたモハメッド、ジョバーンの左ローが急所に入るが、そのまま試合を続ける。と、続く左を受けたモハメッドがダウン。飛び込んだジョバーンをクローズドガードのなかで固める。モハメッドはフラワースイープでスタンドに戻り、直後にテイクダウン。立ち上がろうとしたジョバーンに後方からヒザを入れ、さらに後方に崩していく。ジョバーンはスタンドをキープして、左ミドルを蹴り込む。モハメッドも左に右を合わせようとジョバーンは、続く左ハイでその顔面を蹴り抜き2度目のダウンを奪う。

ダメージの残るモハメッドが懸命にガードワークを駆使するも、パウンドを落とされ厳しい状態へ。それでもジョバーンがジャンプしてパウンドを落としてきた時に、左腕を差して立ち上がる。何とか危機を脱したモハメッドだが、初回はジョバーンのビッグラウンドとなった。

2R、ダメージが心配されるモハメッドだが、インターバル中になんとか回復したようで、攻めを急がないジョバーンとの距離を保つ。しかし、左フックを当てて距離を詰めようとしたところで逆に左フックを浴びて、またもダウン。腰から崩れ、即立ち上がってケージにジョバーンを詰めたが、試合は一方的になってきた。

必死の表情でシングルを仕掛け、テイクダウンを狙うモハメッドだが、ジョバーンは倒れない。攻め疲れている風もあるジョバーンから残り10秒でようやくテイクダウンを奪ったモハメッドだが、このラウンドも失った。

最終回、右フックから左ローを入れたジョバーンが、再び左ハイキック。この蹴りが顔面をかすめたモハメッドだが、逆転を掛けて距離を詰める。ジョバーンはモハメッドのダブルレッグをスプロール。厳しい状況になったマハメッドは右ハイも、ジョバーンは容易くブロックする。それでもガードの上から右ハイを続けたモハメッドは、右ジャブを受けながら前進を続ける。ついに右ストレートを入れ、ラッシュを掛けたマハメッド。ジョバーンは蹴りで突き放そうとするが、モハメッドは怯まない。

左アッパーから右フックのモハメッド、これをかわしたジョバーンが左ミドルを返す。モハメッドは右を入れて距離を詰めると、左フック、右ストレートでジョバーンを追い込む。組み付き逝ったジョバーンを突き放したマハメッドが左ジャブから右を2発打ち込む。残り40秒、連打で前に出るモハメッドは、この局面で無呼吸ラッシュを仕掛け、右アッパーでジョバーンをよろめかせる。最後にスピニングバックブローを狙ったモハメッド。ここでタイムアップとなったが、アッパレな最後の粘りだった。

結果は3‐0でジョバーンの勝利、キャリア10戦目の初黒星となったもののモハメッドも存在感を見せた。


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