【OFC11】ミドル級転向、水野はポルトガルの未知強(?)と対戦
【写真】初のミドル級マッチで水野竜也は、未知のポルトガル人ファイターと対戦する (C)OFC
18日(金・現地時間)にシンガポール・インドアスタジアムでOFC11 「Total Domination」が開催される。OFC世界バンタム級王者キム・スーチョルとOFC暫定世界バンタム級王者ビビアーノ・フェルナンデスの世界統一戦、青木真也のフェザー級初陣に注目が集中する同大会には日本から水野竜也も参戦する。
OFCの地元シンガポール大会は、アジア最大のMMAイベントを謳うOFCにあっても、常に最上のカードを揃えてきた。次回大会は巷では、青木真也とビビアーノがフェザー級で戦う──というような情報も一部で流れていたが、その噂を打ち消すように3カ月前の時点でキム・スーチョルとの王座統一戦が決まった。
DREAM以降、海外に活躍の場を求めた水野は、昨年の3試合を全て海外で戦い1勝2敗という結果だった。1月のプロエリートではイリマ・マイアヴァを相手に肩固めで幸先よく勝利を挙げたが、初めて出場したOFC(04=マレーシア大会)では今年に入って現役を引退したヘナート・ババルの腕十字に敗れ、10月にもオランダでジェイソン・ジョーンズに判定負けを喫している。
3連敗だけは避けたい水野の対戦相手は、ハファエル・シウバ。このような名前を綴ると、ブラジリアンの方に感じるが、ポルトガル人ファイターだ。ポルトガルの小京都といわれるギマランエス出身の35歳、戦績は39勝13敗。UFC2勝3敗のフランス人ファイター、イェース・ローダン、スウェーデンの現役UFCファイターのトル・トローエンらには敗れている。
シウバは典型的なグラウンドファイター。しかも、かなりクラシックなスタイルなので水野としては、倒されずに打撃を入れるスタイルで完封したいところ。初のミドル級戦が海外という部分に不安は残るが、水野有利といって良いファイトだ。
■OFC11「Total Domination」対戦カード
<バンタム級/5分5R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/暫定王者)
キム・スーチョル(韓国/王者)
<フェザー級/5分3R>
コディ・スティーブンス(米国)
青木真也(日本)
<ライト級/5分3R>
ピーター・デイビス(マレーシア)
エディ・アング(香港)
<ミドル級/5分3R>
ハファエル・シウバ(ポルトガル)
水野竜也(日本)
<ライトヘビー級/5分3R>
シルヴェイン・ポター(フランス)
ジェイク・バトラー(米国)
<フェザー級/5分3R>
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
ミッチ・チルソン(米国)
<フライ級/5分3R>
キム・ディマ(タイ)
レネ・カタラン(フィリピン)
<女子ストロー級/5分3R>
アン・オスマン(マレーシア)
シェリリン・リン(シンガポール)
<72キロ契約/5分3R>
アレックス・リム(マレーシア)
ジュアン・ウェン・ジー(シンガポール)
<バンタム級/5分3R>
マーク・マルケリヌス(マレーシア)
スティーブン・ランズダウン(シンガポール)