【Strikeforce】勝ったロジャース、アリスター戦に名乗り
■第6試合 ヘビー級/5分3R
ブレッド・ロジャース(米国)
Def.2R30秒/TKO
アボンゴ・フンフェリー(米国)
【写真】足元が滑って見えたのは、ただ単にバランスが悪かっただけなのか。ディフェンスの荒さなど、ロジャースは修正すべき点も多いように見えた (C)Tom Casino/Strikeforce
頭一つ大きなロジャースは、ジャブも蹴りもばたついた攻撃を見せるフンフェリーに組みついたところで、ハイキックを受けてしまう。鋭いハイをブロックし、左ジャブから右アッパーを見せたロジャースだが、フンフェリーはテイクダウンを狙う。
ワンツーから組みついたロジャースは、ケージに追い込まれながらもヒザをボディに突き上げる。気負っているのか、足元がスリッピーなのか、両者上体が前のめりになるシーンが多い。フンフェリーの髪の毛を掴んだとしてロジャースに注意が与えられたが、後ろ回し蹴りを見せたフンフェリーが首相撲から逃れようとしたところに、またも髪の毛を掴んでしまい、ロジャースは、ついにペナルティで減点1に。
2R開始早々突進したロジャースが、フンフェリーをケージに追い込んでヒザを見せるが、足を滑らせてしまう。ヘキサゴン中央でボディにヒザを受けたフンフェリーは、ここでケージ際まで後退し、ロジャースのアッパーやヒザを集中して浴びる。
首相撲からヒザの連打を受け、完全に動きが止まったフンフェリーに留めの右ストレートをきめたロジャース。フンフェリーをKOで下したロジャースは、「首相撲のときに髪の毛に指が引っ掛かっただけで、髪の毛を掴んだわけじゃないんだ」と語り、6月にストライクフォース世界ヘビー級王座防衛戦を行うアリスター・オーフレイムの対戦相手に名乗りを挙げた。