【Ground Impact】デラヒーバ引退試合、中井と時間切れドロー
【写真】戦い終ってノーサイド、デラヒーバの教え子たちにデラヒーバとともに中井は抱えられ健闘を称えあった (C)MMAPLANET
21日(土)、東京・新宿Faceで開催されたGround Impact Revivalのメインで行われたヒカルド・デラヒーバ引退記念試合×中井祐樹戦は、20分の時間切れドローという結果になった。
<ヒカルド・デラヒーバ引退記念試合/BJJルール 20分1本勝負(判定無し)>
ヒカルド・デラヒーバ(デラヒーバ柔術)
Draw. Time up
中井祐樹(パラエストラ東京)
IBJJFレギュレーションに準じ、ポイント無しルールが採用された一戦はデラヒーバが、まずは引き込み中井の両袖を引き寄せる展開で始まった。恐らくは中井の足関節の封じ込みを狙ったであろうデラヒーバは、中井が片膝をつくとすかさずリバーサルを仕掛けていく。中井も両膝立ちになり蹲踞の姿勢を取ると、スパイダーガードの態勢に入ったデラヒーバが、スウィープを決めトップを奪う。
【写真】スパイダーガードから見事にスイープを決めたヒカルド・デラヒーバ(C)MMAPLANET
中井の奥襟を取ったデラヒーバは、足を一本抜いてインサイドハーフの状態になり、パスと連携して絞めを狙うも、中井もラペラを取り、ヒザを入れてタイトに組ませない。このまま時間は過ぎ、最後に中井が下から十字絞めを仕掛けるも、デラヒーバも胸を張って阻止する。デラヒーバは引き続き、ハーフから奥襟をとってプレッシャーを掛け続けたがタイムアップに。試合が終了してノーサイド。中井は「7年前に戦ったんですが、全然追いつけません。デラヒーバ先生には皆が世話になりました。ありがとうございました」と、2006年まで世界柔術がリオデジャネイロで行われていた際、コパカバーナのエキップ1に多くの日本人柔術家がお世話になった礼を述べた。
デラヒーバも「ベストを尽くしました。ナカイと戦え、最高でした。デラヒーバカップで訪れる日本は、今の自分にとって最も大切な国」と涙を流しながら話した。続いてブラジルと米国から訪れた教え子たちの歓喜の輪の中から出てくると、Giを立ち上げた浜島邦明デラヒーバジャパン代表と涙の抱擁で、現役最後の試合を終えることとなった。
■ Ground Impact Revival その他の試合結果
<68kg契約/ADCC特別ルール 8分(前半ポイント有り・後半ポイント無し)>
佐々木憂流迦(WK SURUGA)
Def.4-2
植松直哉(ネクサセンス)
<黒帯ライト級/BJJルール 6分>
杉江アマゾン大輔(SAD)
Def.2-0
柿澤剛之(PUREBRED大宮)
<66kg契約/ADCC特別ルール 8分(前半ポイント有り・後半ポイント無し)>
松本義彦(GRABAKA柔術クラブ)
Def.5-3
羽田徹ィ郎(和術慧舟會東京道場)
<黒帯無差別級/BJJルール 6分>
時任拓磨(PUREBRED大宮)
Def.2-0
八隅孝平(ロータス世田谷)
<黒帯無差別級/BJJルール 6分>
小澤幸康(TEAM KAZE)
Def.5分41秒by 襟絞め
塚田市太郎(Damm Fight Japan)
<黒帯無差別級/BJJルール 6分>
岡本裕士(RJJ)
Def.0分39秒by 一本絞め
小野瀬龍也(reversal gym kawaguchi redips)
<黒帯無差別級/BJJルール 6分>
鶴屋浩(パラエストラ千葉)
Def.4-0
新明祐介(トライフォース柔術アカデミー)
<黒帯ライトフェザー級/BJJルール 6分>
山田秀之(デラヒーバジャパン柔術アカデミー)
Def.2-0
江崎壽(パラエストラ札幌)
<茶帯フェザー級/BJJルール 6分>
世羅智茂(GROUND CORE)
Def.4-2
鍵山士門(デラヒーバジャパン柔術アカデミー)