【UFC165】ジュリーがスプリットWIN→MMA13戦13勝に
<ライト級/5分3R>
マイルズ・ジュリー(米国)
Def.2-1: 29-28, 28-29, 29-28
マイク・リッチ(カナダ)
ジュリーはサウスポーのリッチの左ミドル、ローを受け左に回る。ジュリーの右ローに左を合わせたリッチ。さらに左ローに左ハイを放つ。右ストレートを伸ばしたジュリーは、左ハイをブロックし右ハイから左ローを返す。と、右ストレートを打ち込み、リッチの顔がゆがむ。ジュリーの右ハイをブロックしたリッチだが、直後にダブルレッグデイブでテイクダウンを奪われる。
ケージに下がったリッチの腰をコントロールし、足を束ねるジュリーは立ち上がり際に右の足首を掴みバックへ。リッチはエルボーを落とし、残り15秒で立ち上がる。距離を取り直した両者、このまま1Rが終了した。2R、パンチの量が増えた両者。リッチは右エルボーをジュリーの前進に合わせ、プレッシャーを与える。左ミドルにつなげたリッチは、ジュリーの右をブロックし、左ミドルを続ける。
リッチの右ジャブに、右ストレートを合わせたジュリーだが、なかなか距離感を掴めず、ミドルを受けるシーンが目立つ。攻め辛そうに両手を広げて、『来いよ』とアピールするジュリーはミドルの壁を破ることができない。とサウスポーに構えたジュリーだが、大きな動きはなくオーソに戻すと逆に右ミドルを入れる。左ハイを見せたリッチ、手数を控え距離を取ることに専念しているかのようなファイトだ。
左ミドルだけがヒットするリッチは、左に右を合わされる。残り30秒、ジュリーは右ストレートから組みつくが、ここはリッチが耐えて2Rが終了した。最終回、ジュリーの左ローに左ストレートと合せたリッチが、左ストレートを伸ばす。ジュリーはダブルレッグでドライブ。リッチはスイッチを潰され尻餅をつかされる。懸命に頭を押して、背中を譲らないリッチに対し、ジュリーは立ち上がり際にバックに回る。
前方に崩し、再びダブルの形に入ったジュリーがリッチに尻餅をつかせる。リッチは逆にシングルに出て尻餅をつかせる。股間に手を入れてクラッチし、トップを取り返したジュリーは懸命に背中をつかせようと腰をコントロールし続ける。残り90秒、ハーフバックの態勢になったジュリーがパンチを入れる。体を起こしたリッチが胸を合わせジュリーの背中をマットにつかせる。
すぐに足を掴み、再びリッチをケージに押し込んだジュリーは、最後までケージに押し込み続け、試合終了と同時に大きく手を広げた。結果はスプリットでジュリーに凱歌が挙がり、MMAデビュー以来の連勝を13に伸ばした。