【UFC198】マイアがバック奪取を続け、残り29秒でRNCでブラウンからタップ奪う
<ウェルター級/5分3R>
デミアン・マイア(ブラジル/6位)
Def.3R4分31秒by RNC
マット・ブラウン(米国/8位)
右ジャブを素早く見せ続け、シングルレッグを狙ったマイア。簡単にかわしたブラウンだが、続くダブルレッグでテイクダウンを許す。ブラウンの立ち上がり際にバックに回ったマイアは右足を入れてワンフックへ。クラッチをはがそうとするブラウンだが、マイアは両足をフック。ブラウンはマイアを背負ったままケージの方を向こうとするも、そのままグラウンドに持ち込まれる。
RNCを仕掛けるマイアは、ブラウンが防ぐと後方からパンチを入れる。残り2分、四の字ロックでバックを取り続けるマイアがアゴの上からチョークを狙う。これは極めきれなかったが、ブラウンが立ち上がろうとしても背中に乗り続ける。後方からパンチを続けるマイアは腕十字狙いへ。このタイミングでブラウンが胸を合わせてトップを取る。それでもマイアはパウンドの一発も被弾せずに初回を戦い終えた。
2R、開始直後のシングルを切ったブラウン。マイアは直後にローシングルから足を払ってテイクダウンに成功する。すぐにバックに回ったマイアが両足をフック。リストを握ったままでマイアをおんぶした形になったブラウン。対して、マイアは足を下して前方に崩す。すぐにフィギアフォー・ボディロックに持ち込んだマイアは自ら背中をマットにつけていく。右の手首を取られた状態で左腕を喉下に差し入れ、防がれるとパンチを続けるマイア。
ブラウンは立ち上がり、体を振ろうとするもマイアが張り付いたまま離れない。マイアの腕がチョークを狙う度に大きな歓声が巻き起こる館内。エルボーを入れ、十字を狙ったマイア。またブラウンは胸を合わせてトップへ。しかし、直後に2Rが終わった。
3R、テイクダウン狙いを3度切られ、その合間にガードを見せる。4度目のテイクダウンを切られパンチを受けたマイアが後方に倒れる。殴るに行くブラウンは、まんまとマイアの罠に掛かりシングルを取られてリバーサルを許してしまう。ケージを背に尻餅をついた状態で両足を束ねられたブラウンは背中をつかされる。
マイアはブラウンの立ち上がり際にまたもバックマウントを奪取。残り2分20秒で盤石の態勢に持ち込む。RNCこそ防ぐが、ボディロックから逃れることができないブラウン。集中力がついに切れたか、左腕を喉下に回されたブラウンは目を見開いて、残り29秒でタップした。