【Pancrase277】テイクダウン&腹を効かせたヘンリーがヤマニハに快勝
<バンタム級/5分3R>
ビクター・ヘンリー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
アラン・ヒロ・ヤマニハ(ブラジル)
ヘンリーが右ロー、遠い距離からヤマニハが右を見せる。接近戦でパンチを交換した後、ローを入れたヤマニハがワンツーで前に出る。ヘンリーの後ろ回し蹴りをガードしたヤマニハはボディロックからテイクダウンを狙うが、その勢いでヘンリーが上を取る。ハーフのヤマニハにヘンリーが細かいパンチを入れる。体を起こしたヤマニハがケージにヘンリーを詰めるが、右ワキを差されテイクダウンを再度奪取される。このままトップをキープしたヘンリーが初回を取った。
2R、飛びヒザの距離の合わなかったヤマニハに対し、ヘンリーが組みつくが離れる。ヘンリーの右に合わせて組んだヤマニハは小外掛けを防がれ、逆に押し込まれる。体を入れ替える。ケージ際の攻防から離れたヘンリーは左ミドルを蹴り込み、組みつくとヤマニハが引き込むようにガードへ。足関節狙いのヤマニハにパウンドを落とすヘンリー。ヤマニハは背中を向けパンチを受けてから正対も、ヘンリーががぶってパンチを入れる。立ち上がったヤマニハをケージに押しこむと、ここも引き込んで足関狙いにしっかりと対応、パンチを落としたヘンリーがラウンドをモノにした。
3R、左ミドルから前蹴り、さらにパンチでプレシャーを与えるヘンリー。ヤマニハもローを見せるが、ケージをすぐに背負ってしまう。ヤマニハは右ボディを入れたが、逆に腹を効かされケージにつまる。前蹴りをボディに入れるヘンリーは右ミドルも決め、パンチの連打、首相撲&ヒザ蹴りで攻め立てる。ヤマニハは両差しから崩してテイクダウンに成功。ハーフのヘンリーがブリッジするが、ヤマニハがトップをキープ。しかし、ここから目立った攻撃はできずタイムアップとなりヘンリーが判定勝ちを手にした。
「2Rにフィニッシュしようとしたけど、彼はタフだった」と勝者は試合を振り返った。