【ShootoBR42】毎R、TD奪ったゴンガウベスが判定をモノに
<修斗ミドル級(76キロ)/5分3R>
クリスチアーノ・ゴンガウベス(ブラジル)
Def.3-0
ブルーノ・バチスタ(ブラジル)
左ジャブを伸ばすゴンガウベス、バチスタは様子見のようにステップを小刻みに踏み、カウンターを狙う。ゴンガウベスの前進に、バチスタの右フックは空振り。ゴンガウベスも組みつくが、テイクダウンには至らない。流行の後ろ回し蹴りを放つバチスタ、ゴンガウベスが距離を取ると左前蹴りを繰り出す。リーチに優るバチスタが受けのファイトながら、試合をリードする。ゴンガウベスのパンチはフック系で当てにいくものが多い。と、ゴンガウベスが組みついて内股でテイクダウンに成功する。
コーナー際でハーフガードからゴンガウベスの頭を引き寄せるバチスタ、残り20秒で足を抜いてマウントを取る。このままリング中央へ移動をレフェリーが要請するが、タイムは止らずその途中にタイムアップに。ゴンガウベスの指導を受けるBOPEの隊員から大きなブーイングが起こる。
2R、中段後ろ回し蹴りを見せたバチスタ。ゴンガウベスは右ボディをヒットさせる。バチスタが左ジャブを伸ばすと、ゴンガウベスは頭を振って前に出る。右フックをかわし、組みついたゴンガウベス。シングルレッグでロープにバチスタを押し込み、テイクダウンを奪う。再び、ゴンガウベスを抱えてハーフを取るバチスタは、ボディにパンチを受ける。バチスタのブリッジに合せてパスを狙ったゴンガウベスだが、バチスタも足を抜かせない。残り50秒を切り、再びコーナー際でゴンガウベスがマウントを取ると、今度はレフェリーがタイムストップを要請し、リング中央で同じポジションで試合が再開する。
思い切りパンチを落すゴンガウベス、バチスタは顔を覆ってディフェンスに徹し、腰に腕を回しながらパンチを受け、そのままタイムアップを迎えた。最終回、またも後ろ回し蹴りを見せるバチスタだが、ゴンガウベスがバックステップでかわす。ボディを狙い、そのままダブルレッグで組みついたゴンガウベスが、ここでもテイクダウンに成功。ハーフの状態で、ケージ中央に移動すると、バチスタはブリッジでリバーサルを狙う。これを耐えたゴンガウベスだが、続いてキムラアームロックを仕掛けられる。前方に体重を移動しながら、腕を抜いてリバーサルも許さなかったゴンガウベスは、バチスタのヒールを防いで立ち上がる。
自らガードのなかに入っていったゴンガウベス、ここでもバチスタは頭を引き寄せていく。ゴンガウベスも時間の経過を待つようなパンチの打ち方になると、レフェリーがブレイクを命じる。バチスタのサイドキック、ヒザ蹴り、左フックに距離を取り続けるゴンガウベス。タイムアップとともにグローブを合わせ、勝利を確信したような表情を浮かべた。結果はゴンガウベスに凱歌が挙がった。