【REAL04】カザフスタンのシャリポフがレスリング力を発揮して小金翔を撃破
【写真】テイクダウンで小金に競り勝ったシャリポフ。世界は色々なファイターがいる(C)SUSUMU NAGAO / FIGHTING GLOBE
<フェザー級T準々決勝/5分2R>
ヌルベルゲン・シャリポフ(カザフスタン)
Def.3-0:20-18.20-18.20-19
小金翔(日本)
距離を詰めてテイクダウンを奪ったシャリポフ。小金は背中を見せて立ち上がり、一旦、距離を取る。試合がスタンドに戻ると、シャリポフは右フックを強振。小金がシングルレッグで組みつくと、切ったシャリポフが見事な飛行機投げを決める。
すぐに立ち上がってトップキープを許さない小金。シャリポフは距離を詰めて組みつき、投げを狙いながらパンチを打ちこむ。小金がシングルレッグで組みついても、シャリポフは腰の強さを発揮して倒れず。逆に残り40秒、四つ組の攻防から小金の股をすくって豪快な投げを決める。結果、小金が立ち上がってグラウンドの展開にはならなかったものの、バックボーンがMMAという情報しかないシャリポフのレスリング力が目立つラウンドとなった。
2R、右フックを連打するシャリポフ。小金は距離を取ってシャリポフの前足にローを集めるが、前進を止めないシャリポフが小金をケージに押し込む。距離を取った小金はジャブとヒザ蹴りで反撃に転じるも、シャリポフが右フック&シングルレッグで小金を押し込む。
背中を見せて立つ小金をバックコントロールして後方に投げるシャリポフ。小金のジャブ・ヒザ蹴りを被弾する場面もあったが、ヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウンを奪うなど、小金に反撃のチャンスを与えない。最後は小金をケージに押し込んで試合終了となり、レスリング力で勝ったシャリポフが小金を下した。