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【REAL04】Sライト級T準決勝、金子優太戦前のホベルト・サトシ<02>「柔術でもMMAでも狙うは一本」

Roberto Satoshi Souza【写真】キャリア4戦目という事実を忘れがちなるだけ、柔術で実績を残しているサトシ。彼自身は自身の置かれた状況をしっかりと理解している (C)MMAPLANET

12日(土)に東京都文京区のTDCホールで開催されるREAL04。スーパーライト級トーナメント準決勝で金子優太と対戦するホベルト・サトシ・ソウザ・インタビュー後編。

柔術家としてMMAで戦うにはキックボクシングが重要だと説くサトシの柔術家としてのMMAの戦い方、そして改めて金子戦について尋ねた。
<ホベルト・サトシ インタビューPart.01はコチラから>

──まずは打撃に対応できないと、柔術家のとしてのアドバンテージが発揮できないということですね。

「まさかMMAでハファ・メンデスやコブリーニャ、マイケル・ランギのようにガードワークを多用するなんて無理じゃないか。ブラジリアン柔術の試合では開始とともに引き込んでいる。でもいくら彼らのような素晴らしい柔術家でも、MMAではそのような戦い方はできない」

──エルボーが禁止のREALルールだと、ガードもまだ取りやすいというのはないですか。

「エルボーは下になった時は本当に厄介だよ。でも逆にトップを取った時は凄く良い武器になる。だからテイクダウンからトップを狙う僕にとっては、エルボーがあった方が戦いやすい。MMAでガードを自ら取ることはないから──今はね。将来的にはどうなるか分からないけど(笑)。

エルボーはカットしやすいし、危険なイメージも付きまとう……。まぁ僕はルールに従うよ。ルールで認められれば練習して、大きな武器になる。エルボー禁止でも構わない。RIZINもエルボーはないよね?」

──ハイ。

「そのRIZINでのギャビ・ガルシアの試合を見ただろう?  引き込むことができない。そしてダブルレッグもできなかった。何よりも打撃が……ね。柔術家がMMAで戦うにはまずはキックボクシング、そしてテイクダウンが大切だと物語っているような試合だった」

──それらをコンバインするのがMMAだということですね。そのミックスする作業は進んでいますか。

「僕の場合はまずキックボクシングと柔術を融合させている。テイクダウンはずっと昔から父に柔道の習い、ダブルレッグやシングルレッグもトレーニングしてきた。レスラーとの練習も好きだったしね。だからキックボクシングに力を入れている。柔術は忘れ様がないからね」

──タタミの上の柔術、ケージのあるMMA。サトシはケージ中央、あるいはケージ際、どちらで戦う方が好きですか。

「ケージの近くだね。テイクダウンがしやすい。テイクダウンできなくても、ケージに押し付けることができるからね」

──この試合は準決勝です。ベルトを手にするには決勝戦で勝つ必要があります。自信のほどを聞かせてください。

「僕は常に自分を信じている。ハードトレーニングすることで、自分を信じることができるんだ。そのトレーニングの目的はチャンピオンになるためでも、グッドファイトを見せるためでもない。勝つためだ。

だから次の次の試合でベルトが賭けられようとも、次の試合に集中している。金子戦でしっかりと勝って、家に戻ってきたたくさんご飯を食べる(笑)。少し休んで、それから決勝のことを考えるんだ。今は金子戦のことしか考えていない」

──その金子選手と対戦するのに、一番注意していう点は?

「フックだね。あと相撲出身で腰が重い。テイクダウン・ディフェンスの練習もかなりやっているようだし。それに昔は100キロ以上あったんだろう?  でも、僕と戦う相手は皆テイクダウンを警戒しているから、それはいつものことだしね。僕がテイクダウンを決めるには、その前の打撃が大切になってくる。いきなりテイクダウンを狙って決まるようなものじゃない。クリンチも重要だね。

いずれにせよ、最終的に狙うのは一本勝ちだよ。それは柔術でもMMAでも変わらない。ジャッジに勝敗を委ねたくない。そうなると、どんな結果になるか分からないから」

──では最後にファンへ一言お願いします。

「フェイスブックやインスタグラムで応援してくれる皆に感謝している。ハードトレーニングを積んで良い試合を見せ、そしてベルトを巻くことを約束するよ」

■REAL04対戦カード

<スーパーライト級T1準決勝/5分2R>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
金子優太(日本)

<スーパーライト級T1準決勝/5分2R>
星野大介(日本)
ZUZU(北マリアナ諸島)

<ヘビー級T準決勝/5分2R>
アミル・アリアックバリ(イラン)
ペペ・セネガル(セネガル)

<ヘビー級T準決勝/5分2R>
桜木裕司(日本)
ルイス・サントス・アバター(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
上山龍紀(日本)
クリス・ヒルガー(米国)

<スーパーヘビー級/5分2R>
畠山祐介(日本)
NORI(日本)

<フェザー級T準々決勝/5分2R>
小金翔(日本)
ヌルベルゲン・シャリポフ(カザフスタン)

<フェザー級T準々決勝/5分2R>
芦田崇宏(日本)
モウサ・シセ(セネガル)

<フェザー級T準々決勝/5分2R>
中村ジュニア(日本)
サイード・ノーリ・マッサル(イラン)

<フェザー級T準々決勝/5分2R>
アイアンホース田中(日本)
ウラディスラフ・パルブチェンコ(ウクライナ)

■プレマッチ対戦カード

<バンタム級/5分2R>
樋口武大(日本)
大和(日本)

<ミドル級/5分2R>
佐々木亮(日本)
新井真一郎(日本)

<ヘビー級/5分2R>
山田史博(日本)
小笠原篤(日本)

<フライ級/5分2R>
宮國要(日本)
大武正賢(日本)

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