【Grandslam04】ケージグラップリングで宮田和幸と戦う金原正徳<02> 「肩固めを極めれば一生の自慢」
【写真】グラップリング=組み技ではなく、この試合はグラップリング=格闘だ (C)MMAPLANET
19日(土)に東京都江東区ディファ有明で行われるGRANDSLAM04 – WAY OF THE CAGE –で、宮田和幸とグラップリングマッチに挑む金原正徳インタビュー後編。
テイクダウン、がぶり、コントロールの権化に対し、金原がいかに戦うのか。ケージがある、その点で非常に興味深い顔合わせ。純粋レスリングで勝てない──からこそのケージ・グラップリング。宮田戦に臨む、金原の心境とは。
<金原正徳インタビューPart.01はコチラから>
──宮田選手と戦うグラップリング戦は、ケージレスリングとスクランブルという部分で非常に楽しみです。
「パウンドの有無でMMAに置き換えることはできないのですが、ケージの中でグラップリングができるという部分で宮田さんと戦えるのはとても楽しみです。随分と前に練習で肌を合わさせてもらったことがあったのですが、その時はレスリングで何もできなかったです。
それこそ宮田さんは下になっても凄く強い。強いとしか印象は残っていないです。だから今の自分が当時、宮田さんとやった頃と比較してどうなっているのかという部分で楽しみです」
──ケージがあるのが、また楽しみです。
「レスリングでは絶対に勝てないです。でもケージがあると競技が変わってくる。そこで自分がどれだけ宮田さんと勝負ができるか。本当にがぶりが強いので簡単にスクランブルにはならないでしょうし、ギロチンだったり変形のアナコンダだったりと色々なフロント系のチョークも持っているので、そんななかで自分がどれぐらいいけるのか。理想をいうなら肩固めを極めたいですね」
──宮田選手がケージを足で掴んでバックを取ってくるかもしれないです(笑)。
「ハハハハ。それも込みで戦いますよ。自分のなかでは肩固めで勝つのが理想です。あとUFCの日本大会以外でライブで会員さんに自分の動きを見てもらえる機会ですし、僕のグラップリングを見て一人でも柔術やグラップリングをやってみたいなぁって思ってもらえる戦いがしたいです。
そうなれば、ある意味で僕の勝ちです。もちろん勝負論のある戦いですが、胸を借りるつもりで楽しみたいです」
──自分としてはケージ際で金原選手が下になる。ここからどんな攻防が繰り広げられるのか。金原選手が柔術的な動きからスクランブルに持ち込むのも興味深いですし、宮田選手が圧倒的に抑え込むのも興味深いです。
「とにかくグラップリングで戦うなら、やってみたい部分がを持つ選手と戦いたいと思っていました。例えば足関節が怖いですけど、エディ・カミングスとか。だから宮田さんと戦うのは、本当に楽しみなんです。宮田さんは当然やっつけに来るでしょうし、僕も胸を借りるといいつつ、楽しんで勝ちに行きます。
打撃有りのテイクダウンは自信があります。ただし、僕は純粋なレスリング力はない。でもスクランブル勝負はしてみたいです。普通にテイクダウンなんてできないけど、ケージがあれば変化がつく。ケージだからこそ……ケージレスリングだけでいえば、僕は宮田さんより知識があり、経験も豊富だと思っています。どこまで自分の力が通用するのか楽しみでしかないです」
──MMAに負けない格闘、グラップリングを期待しています。
「グラップリング戦が一番面白かったと言ってもらえるような試合をします。単に打ち合いになった打撃有りの試合よりも、トップ選手のグラップリングの方が面白いと大会後にお客さんに言ってもらえれば本望です。そのためにも勝ちに行きます。倒して極めるだけ、テイクダウンから上とって肩固めを極めることができれば、一生自慢できます(笑)」
■Grandslam04対戦決定カード
<ライトヘビー級/5分3R>
アラン・ボドウ(フランス)
ウー・ドンシン(台湾)
<バンタム級/5分3R>
上田将勝(日本)
キム・ヨングン(韓国)
<グラップリング無差別級/5分2R>
宮田和幸(日本)
金原正徳(日本)
<フライ級/5分3R>
己吏人(日本)
松場貴志(日本)
<バンタム級/5分2R+EX>
木暮 聡(日本)
論田愛空隆(日本)
<ウェルター級/5分2R+EX>
二ツ森 敬浩(日本)
YOSUKE(日本)