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【UFN84】中村K太郎、テイクダウン&マウントも足関節からのスイープでトップ譲り、判定負け

<ウェルター級/5分3R>
トム・ブリーズ(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
中村K太郎(日本)

右ジャブを伸ばすブリーズ、K太郎が右ミドルを繰り出す。続く右ストレートに組み付いたK太郎はボディロックから小外掛けでテイクダウンに成功する。そのままマウントに入ったK太郎だが、足を入れたブリーズがヒールフックから立ち上がる。K太郎のクリンチにレフェリーがブレイクを命じる。左から右を入れたブリーズに対し、K太郎がすぐに組んでいく。ケージを背にしたK太郎に細かいボディ、ヒザ蹴りを入れるブリーズ。

離れたK太郎にブリーズがハイキックから右ストレートを伸ばす。K太郎はブリーズの前進にフックから右アッパー、続いて遠い距離から組んでいったが逆にケージに押し込まれる。ワンツーから左ミドルを見せたブリーズ。ここで初回が終わった。テイクダウンと一瞬のマウントがあったが打撃の勢いはブリーズというラウンドだった。

2R、左ストレートから組んでヒザを見せたブリーズ。K太郎がボディロックに取り、大内刈りから小外掛けでテイクダウン、即マウントへ。腰を押してまたもヒールに入ったブリーズがスイープに成功する。ガードを強いられたK太郎はヒザを押されてパスのプレッシャーを強められる。ボディにエルボーを入れ、左のパンチを顔面に落としてきたブリーズ。K太郎がシングルに出るが潰され顔面にパンチを受ける。

バックを許しそうになり、背中をつけたK太郎は苦しげな表情を浮かべる。ブリーズは体を起こしパウンドや鉄槌、そしてエルボーの勢いが増していく。K太郎がここでオモプラッタへ。足を伸ばしてバックに回ったK太郎が、そのままトップ&パスに成功する。最後はサイドマウントの状態だったK太郎。ポイントは失ったかもしれないが、流れを完全に許さないラウンドの終わりだった。

最終回、ブリーズの右ジャブをかわすK太郎。両者、手数が少なくなっている。シングルを仕掛けたK太郎がケージにブリーズを押し込む。クリンチに持ち込みたいK太郎は、またも小外掛けでテイクダウンへ。そのままの勢いで足関節を取りに来たブリーズが、またもトップを奪う。K太郎もスイープでトップを奪取、ハーフから抑えて細かいパンチを入れる。ヒザ十字狙いからトルネードスイープを仕掛けたブリーズは、足を取ろうとするK太郎に横三角。残り20秒をこの形で終えてしまったK太郎、打撃で致命傷はなくしっかりとテイクダウンも奪ったものの足関節からのスイープは計算外だったか。

結果、0-3でK太郎は判定負けを喫した。

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