【TOP FC10】佐藤豪則に再びKTT所属&長身ファイター=キム・ハンソルが立ち塞がる
【写真】いってみれば、第2のイム・ヒョンギュ=キム・ハンソルと戦うことが決まった佐藤(C)MMAPLANET
22日(金・現地時間)、韓国第2のMMAプロモーション=TOP FCが佐藤豪則の参戦、キム・ハンソルと対戦することを発表した。
昨年10月のTOP FC09における80キロ契約マッチでキム・ウンスと対戦予定だった佐藤だが、負傷欠場となりTOP FC10参戦となった。TOP FC10は正式開催日時&場所ともに正式発表されていないが、3月中旬にソウルで開かれる見込みだ。
昨年5月に台湾のPRO FCでウェルター級王座を獲得している佐藤にとって、キム・ハンソル戦は9カ月振りの実戦となる。対するキム・ハンソルは16日のPXC51で米田奈央に判定勝ちを収めたばかり。PXCではウェルター級王座挑戦経験もある6勝3敗、25歳のキム・ハンソルはKTT所属。佐藤にとってKTT所属ファイターといえば、一昨年9月にUFC日本大会で敗れたイム・ヒョンギュ戦が思い出される。
キム・ハンソルは身長185センチで、188センチのイム・ヒョンギュに見劣りしない長身の選手。つまりKTTとしてはイム・ヒョンギュ十分に佐藤の研究はできており、キム・ハンソルの試合に十分フィードバックできるということだ。
とはいっても同じ長身でも間合いを取って、受け身のファイトが目立つキム・ハンソルは先の米田戦でも幾度となくテイクダウンを許しており、佐藤としてはそこから如何にトップコントロールができるかが大切になってくる。立たせないで得意のアームロックへの流れを作ることができれば十分に勝機はある試合だ。
また同大会のメインではTOP FCフェザー級王者のチェ・ヨングァンが、イ・ミングの挑戦を受けることも決まっている。昨年2月にチェ・ソンウォンとの激闘と制し、初代王者に輝いたチェ・ヨングァンだが、その後は指の手術が必要となり治療に専念していた。チャレンジャーのイ・ミングもまたチェ・ソンウォンとの激しい一戦をカットによるTKOで勝利しており、このフェザー級タイトル戦もバチバチの打撃戦になることはまず間違いないだろう。
この他、王者=もう一人のキム・ドンヒョンがUFCと契約したライト級では、そのキム・ドンヒョンに王座決定戦で敗れたカン・ジョンミンがアジアを流離い、ついに韓国=TOP FCに辿り着いたウィル・チョープと対戦する。PXCからUFCに進出を果たして移行、過去2年間でチョープは台湾のPRO FC、シンガポールのRebel FC、マレーシアのMIMMA、中国ではCKFとHWF、WBKという3団体。さらにフィリピンのURCCとThe Proving Grounds、そして日本のPancrase、直近の試合ではタイのFull Metal Dojoと7カ国10プロモーションで10勝3敗の戦績を残している。
カン・ジョンミン×チョープ戦は、チョープのパンクラスでの3試合の結果&内容を踏まえ、トップFCのライト級タイトルコンテンダー、ひいてはTOP FCのクオリティが垣間見えるファイトとなる。