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【ROMAN01】素手バーリトゥードは渡慶次がウィル・チョープをケージ際の一撃で沈める

【写真】素手による一撃KO。これも浪漫だ(C)MMAPLANET

<R.O.M.A. RULES74.8キロ契約/時間無制限>
渡慶次幸平(日本)
Def.1R1分55秒 by TKO
ウィル・チョープ(米国)

遂に素手VTの試合が行われる。サウスポーの渡慶次が左インローを見せる。ケージを背負ったチョープが右に回る。互いにパンチを出すのは慎重になっているか。チョープの右ミドルを渡慶次が捌いた。左インローを当てた渡慶次に、チョープが左ジャブを見せた。

チョープの右前蹴りをキャッチする渡慶次だが深追いはしない。渡慶次の左インローを受けながら、チョープは前に出てケージ中央へ。チョークが左ジャブを繰り出すと、渡慶次が下がる。ケージに詰められた渡慶次の左ストレート、さらに返しの右フックがチョープのアゴを捉えた。ダウンしたチョープに渡慶次がパウンドを浴びせると防戦一方となり、レフェリーがストップした。

立ち上がってファイティングポーズをとるチョープーー倒されて記憶が飛んでいるのか。マイクを握った渡慶次は「怖い者は嫁だけなんですけど(笑)、今回の試合も全然怖くはなくて。この一戦が決まって、より死を意識する毎日を送るようになって。『あぁ素手で殴られたら、どうなるんだろうだろうなぁ?』というなかで、怖さだけが出てこなくて。僕は道を究めたなって感じます。今日は打撃しかしていないけど、あれだけ寝技が強い相手に如何に勝つかが柔術であり、VTであり、格闘技だと思います。鈴木千裕が『殺す気で殴れ』と言ってきて、実践したら勝てました」と語った。ケージに呼び込み、高谷聡からVTの結果で柔術黒帯を与えられた。「今後は、打撃ありの試合には出ず指導に専念する」とコメントしている。


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