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【UFC FOX17】CB・ダラウェイの下着は680グラム? 表情曇らせるファイターが続出した公開計量

18日(金・現地時間)、明日19日(土)にフロリダ州オーランドのアムウェイ・センターで開催されるUFC on FOX17「dos Anjos vs Cerrone 2」の公開計量が行われた。

メインでUFC世界ライト級王座初防衛戦に挑むハファエル・ドスアンジョス、挑戦者ドナルド・セラーニの両者は問題なく計量をパスし、フェイスオフで何やら言葉を交わす。セラーニが「『アンド・ニュー』って言われるのが待ちきれないね」と話すと、ドスアンジョスも「ケガもなく100パーセントの体調でここに来ることができて嬉しい。自分がベストだと証明できる」と落ち着き払った表情で語った。

一方、この日は計量器に時折り異常な数字が見られたのか、観客に拍手を要求し登壇したシャーウス・オリベイラは何と158&1/2ポンドとライト級よりも3ポンドも思いという信じられない体重を示す。そんなわけがないと、困惑の表情を浮かべたオリベイラはもう一度、体重に乗るが……変わらず。再計量までの1時間で150.5ポンドと7.5ポンドも(約3.5キロ)も落とせてはいるが、何が起こったのか。それでも2キロ以上重い体重だがマイルズ・ジュリーは対戦を飲み、オリベイラはファイトマネーの20パーセントをボッシュされることとなった。

オリベイラの件を筆頭にこの日は計量結果に納得できないファイターが続出。ニック・レンツと戦うダニー・カスティーリョは2ポンド・オーバーに顔色を曇らせ、その場で計量をしなおしたが、これも変わらない。それでも最計量でリミットまで落としていた。ネイサン・モーコートと戦うCB・ダラウェイも187ポンドと出て、計量台の上で顔をしかめると、アンダーウェアを脱いで再度トライ。すると185.5ポンドとなり、まさかのアンダーウェが680グラムもあるというのか──苦笑いを浮かべた。

ステアダウン後に背中を向けたレオン・エドワーズのヒジを跳ねのけたカマル・ウスマン。ネイト・ディアスも当然のようにファイティングボーズを取り上腕をマイケル・ジョンソンの胸を押しつけ、アリスター・オーフレイムはジュニオール・ドスサントスの握手を拒否するなど、緊迫感溢れるシーンもあった公開計量。そのなかでジム・エイラーズとコール・ミラーは、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開に合わせたのかエドワーズの用意したライトセイバーで斬りあう仕種を見せ、会場を和ませていた。

■ UFC FOX17 計量結果

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] ハファエル・ドスアンジョス:154.5ポンド(70.08キロ)
[挑戦者] ドナルド・セラーニ:154.5ポンド(70.08キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・ドスサントス:239ポンド(108.41キロ)
アリスター・オーフレイム:243ポンド(110.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン:155.5ポンド(70.53キロ)
ネイト・ディアス:156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ランダ・マルコス:116ポンド(52.62キロ)
カロリーナ・コバケビッチ:114.5ポンド(51.94キロ)

<フェザー級/5分3R>
シャーウス・オリベイラ:150.5ポンド(68.27キロ)
マイルズ・ジュリー:146ポンド(66.23キロ)

<ミドル級/5分3R>
CB・ダラウェイ:185.5ポンド(84.14キロ)
ネイト・マーコート:186ポンド(84.37キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・カフマン:136ポンド(61.69キロ)
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ:134ポンド(60.78キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョシュ・サマン:186ポンド(84.37キロ)
タムダン・マックローリー:185ポンド(83.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ニック・レンツ:156ポンド(70.76キロ)
ダニー・カスティーリョ:156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
コール・ミラー:146ポンド(66.23キロ)
ジム・エイラーズ:145ポンド(65.77キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レオン・エドワーズ:171ポンド(77.57キロ)
カマル・ウスマン:171ポンド(77.57キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヘイダー・ハッサン:170ポンド(77.11キロ)
ヴィセント・ルケ:171ポンド(77.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ルイス・エンリケ:248ポンド(112.49キロ)
フランシス・ガヌー:254ポンド(115.21キロ)

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