【UFN80】メインは21歳=ヴァンザント×23歳=ナマジュナスの女子ストロー級戦
【写真】中規模大会のメインを張る2人、ナマジュナスとヴァンザント (C)GONGKAKUTOGI
10日(木・現地時間)、UFCラスベガス3daysの初日、ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガスでUFN80「Namajunas vs VanZant」が行われる。
今年の7月にInvicta FC13が開催された会場をUFCが初めて使用する。パームスのザ・パール、ハードロックのザ・ジョイントと思わせる中規模のベニューで組まれたメインは23歳のローズ・ナマジュナスと21歳のペイジ・ヴァンザントの女子ストロー級マッチだ。
ナマジュナスはTUFシーズン20ファイナリストで、同シーズンは決勝がストロー級王座決定戦だったこともあり、既に世界戦を経験しているファイター。インヴィクタ時代に飛びつき十字で12秒一本勝ちし、TUFでもジョアン・カルダーウッド戦がシーズン・ベストファイトに選ばれるなど、常に注目を浴び続けていた。しかしながら、MMA戦績はまだ3勝2敗。TUFの非公式を含めても7試合しか実戦を経験していない。
一方、ヴァンザントはそのTUF──ルコールを飲むシーンが名物となっているリアリティTVショー──シーズン20時に20歳という年齢が引っ掛かり、出演を断念せざるを得なかったという過去を持つ。
その後、晴れてUFCと契約を結ぶと昨年11月から既に3連勝、通算戦績も6勝1敗とナマジュナスを上回る。すでにNIKEのパーソナルスポンサーも手にしているヴァンザントは、本来今大会でカルダーウッドと対戦予定だったが、負傷欠場でナマジュナスと戦うこととなった。
両者揃って打撃、組み技ともにアグレッシブ。ともすれば攻めに集中し過ぎて、隙を与え攻め込まれることがあるのも共通している。ただし、その攻め込まれたシーンで粘りがあるのがヴァンザントで、なし崩しになってしまうのがナマジュナスという違いも見られる。もちろん、粘りを見せることができるのも、なし崩しになってしまうのも相手あってのものだが、テイクダウン&スクランブルの展開で強いヴァンザントが優位であることは否定できないだろう。まさにUF新時代到来を印象づける若い女子ファイターのメインイベント、勢いがあるのはヴァンザントだ。
■ UFN80対戦カード
<女子ストロー級/5分3R>
ローズ・ナマジュナス(米国/3位)
ペイジ・ヴァンザント(米国/7位)
<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国/14位)
マイケル・キエーザ(米国)
<ライト級/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
コディー・フィスター(米国)
<ミドル級/5分3R>
アライアス・セオドロ(カナダ)
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
ジョン・ハワード(米国)
<ウェルター級/5分3R>
オマリ・アクメドフ(ロシア)
セルジオ・モラエス(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
アントニオ・カーロス・ジュニオール(ブラジル)
ケビン・ケイシー(米国)
<バンタム級/5分3R>
アルジャメイン・ステーリング(米国/5位)
ジョニー・エドゥアルド(ブラジル/10位)
<ウェルター級/5分3R>
サンチアゴ・ポンジニビョ(アルゼンチン)
アンドレアス・シュタール(スウェーデン)
<ウェルター級/5分3R>
ネイサン・コイ(米国)
ダニー・ロバーツ(英国)
<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ(ロシア)
フィリップ・ノヴァー (米国)
<女子ストロー級/5分3R>
ケイリン・カーラン(米国)
エミリー・ケイガン(米国)