【REAL03】ウェルター級王座防衛戦に臨む、マルコス・ソウザ「チームのクオリティを見せたい」
【写真】挑戦者の藤井はストライカー、DXFCウェルター級チャンピオンだ(C)MMAPLANET
5日(土)に横浜市中区横浜文化体育館で開催されるREAL03で、自らの持つRealウェルター級王座の防衛戦を藤井章太相手に行うマルコス・ソウザ。
1年振りのMMAに臨むマルキーニョスに現状と、藤井戦への抱負を語ってもらった。
──12月5日、藤井章太選手とREALウェルター級王座防衛戦を行うマルキーニョスです。現在の体調はいかがでしょうか。
「この試合の為にたくさん練習してきた。そのためにしばらくの期間試合もできなかったから、早く試合がしたくて仕方がないよ」
──MMAの試合は昨年12月から1年振りとなります。これは予定通りだったのですか。
「Realとの契約があるからね。6月はムンジアルの為に柔術に集中していたから試合できなかったけど、その後はずっとこのイベントを待っていたよ」
──昨年12月の試合では高木健太選手を相手に腕十字で勝利しました。「彼の打撃は危険と知っていたので、リスクを考え打撃にはいかなかったんだ。僕の作戦通り得意の寝技で勝負しうまくいったよ。もしテイクダウンが取れなかったり、自分の作戦がうまくいかなかったら、次の展開はノックアウトを狙うつもりだったよ」
──あの試合後、MMAに関してはどのような部分を強化してきましたか。
「僕はトレーニングを愛しているんだ。試合の予定があろうがなかろうがいつも練習しているよ。柔術と打撃がとても進化している。コンディションもばっちりなので、5日の試合でその成果を見せることを楽しみでならない」
──また先ほども申し上げたように、この試合は約1年振りのMMAの試合ですが、今年は柔術とMMA、どれぐらいの割合でトレーニングされてきたのでしょうか。
「最初の半年は柔術をたくさん練習し、後半からはフィジカルトレーニングとMMAの練習に集中したよ。もう準備万端さ」
──柔術はブルテリア・ボンサイで十分な練習が積めると思いますが、MMAではどこかで出稽古を行うことはありますか。
「これまでのもう米国やブラジルの色々なアカデミーで練習したんだけど、自分達の練習と大した違いはなかった。僕たちの道場は柔術がメインなのでMMAについてはまだ新分野ではあるけど、すでに様々なすばらしい選手を生み出している。ホベルト・サトシ、クレベル・コイケ、ヒロ・ヤマニハ、関根秀樹……他にも良い選手はたくさんいるんだけど、家族のために仕事をしなくてはいけないため練習の時間が削られてしまっている。もし彼らにスポンサーがつけば大きいチャンスを掴めるんだけどね」
──なるほど。ブルテリア・ボンサイのトレーニングで十分ということですね。
「たくさん練習した。もともと92キロあった体重は今では82キロまで絞れている。前よりも強くなってスピードもアップしたと感じているよ。今年はMMAのスパーリングをたくさん行ったので、寝技も打撃もテクニックが進化しているのを実感しているんだ」
──1年前と今年、マルキーニョスのMMAで一番の違いはどこにあるかを教えてください。
「去年は両肩を怪我していたんだ。10月に左肩、11月には右肩を。必要なうち40%くらいの練習しか出来なかった。今年は去年の2倍くらい強くなっているのは間違いない。怪我も無いしこの試合の勝利を確信しているよ」
──では藤井選手の印象は?
「自分が思ったのは彼はパワーがあり、大きい。ただ相手が良い選手だと考えてしまうのはあまり好きではないんだ。彼には彼のスタイルがあり、そして僕には僕のスタイルがある。その中で戦い、どちらが出来るだけミスをしないか。僕としては完璧な試合ができるようにしたい。それだけだよ」
──今回の試合、ファンにどのような戦いを見せたいですか。
「僕がどれだけ練習したか、そして僕のチームのクオリティーを見せたいと思うよ。この試合の為にトレーニングキャンプもしたし心も体も準備万端だよ。メインにふさわしい試合をし、このイベントの格の高さを見せたいと思うよ」
──最後にファンへ一言お願いします。
「みんなに僕の好きな言葉を送るよ。『どんなに厳しいことがあっても、諦めないであなたの夢を信じていけば、全ては改善にむかう』ということをね。応援してくれる皆さん、スポンサーの方々、チームや家族、僕の夢をサポートしてくれて本当ありがとう。もし、皆がいてくれなかったら今の自分はいない。ありがとうございます」
■REAL03対戦カード
<REALウェルター級選手権試合>
マルキーニョス・ソウザ(ブラジル)
藤井章太(日本)
<フェザー級>
飯嶋貴幸(日本)
アムリジリガラ(中国)
<スーパーライト級T1回戦>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
上山龍紀(日本)
<スーパーライト級T1回戦>
マーチン・ピオンケ(ポーランド)
星野大介(日本)
<スーパーライト級T1回戦>
金子優太(日本)
ZUZU(北マリアナ諸島)
<スーパーライト級T1回戦>
カルロ・ペデルソリ(イタリア)
岡野裕城(日本)
<ヘビー級T1回戦>
桜木裕司(日本)
ユン・ガンチョル(韓国)
<ヘビー級T1回戦>
ジャック・ゴジラ・チェジェンスキー(ポーランド)
ルイス・サントス・アバター(ブラジル)
<ヘビー級T1回戦>
クリスチャン・コロンボ(デンマーク)
トム・ササキ(ブラジル)
<ヘビー級T1回戦>
アミル・アリアックバリ(イラン)
ラドゥ・スピンゲル(米国)
<ヘビー級>
川口雄介(日本)
カク・ヨンザブ(韓国)