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【Pancrase271】徳留一樹、北岡悟戦に向けて。「打撃が伸びた──と自信を持って言えます」

Kazuki Tokudome【写真】調印式における質疑応答で、「答えたくない」というのみの北岡を見やった徳留一樹(C)MMAPLANET

11月1日(日)に東京都江東区ディファ有明で開催されるPancrase 271のメインイベント、ライト級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ王座決定戦で北岡悟と戦う徳留一樹。

16日(金)の調印式後にその意気込みを尋ねた。

──調印式が終わりました。北岡選手は終始『答えなくない』という発言でした。

「そういう感じなんだなと。別にそこについては何とも思わないです。普段は物凄く周囲に気を遣って、メチャクチャ良い人なので、あれがプロ意識なんでしょうね。

自分は質問に答えるのが、仕事だと思っています。北岡さんは北岡さんなりにプロ意識を持って臨まれているということで、それはもう単に2人の意識の違いなだけですね」

──パンクラスで再度戦うようになり、北岡戦というモノは意識をしていたと思いますが、いつ頃まで2人で練習されていたのでしょうか。

「3月の児山(佳宏)さんとの試合の後までは、少しやっていました。自分はそれほど……まだ意識をしていなかったですし、北岡さんもそれほどではなかったと思います。実際のところは分からないですが。

5月のアンブローズに勝ったら、もうロータス世田谷には来ないでほしいというもは、ウチの塩田(歩)館長には連絡が来ていたようです」

──肌を合わせることがあったのはロータス世田谷の他にもありましたか。

「TRIBE TOKYOですね。トライブのプロ練習は、北岡さんとかち合わないように1週ごとに参加するようになっています」

──いよいよ、試合が2週間後に迫ってきました。この一戦、UFCへ行くために負けられない試合ですか。それとも北岡悟に勝つための試合ですか。

「どっちもですね(笑)。誰が日本のライト級で強いかと外国人選手に聞いても、一番に名前が出てくるのは北岡さんです。それぐらい知名度が高くて、強いことも皆が知っています。なので今までやってきたことを全部出して、勝ちたいと思います」

──一番気にしないといけないのはどこでしょうか。

「何でしょうね……。全部、強いので。テイクダウン、組みつかれるのは嫌ですね。これまでの対戦相手は、それを警戒していても、北岡さんの試合に持ち込まれていました。そこを如何に封じるのか。それはもう、当日になってケージのなかに入ってみないと分からないですけど。

でも、アレに持ち込まれると5分×5Rの間、自分は何もできなくて終わって、判定で負けてしまいます。そうされないように……今も練り込んでいます」

──アンブローズ戦以降、伸びたと手応えを感じているのはどこでしょうか。

「打撃ですね。打撃に関しては、伸びたと一番自信を持っていえるところです。だから入らせないでコツコツと自分の打撃を当てること。何よりも押し込まれても、切ることばかりに集中しないで打撃を効かすこと。5Rあるので焦らずにやるべきことをやろうと思っています」

──UFC Fight Passで中継されることは意識しますか。

「……そうですね。試合を視聴する人は必ずいてくれるので、勝ったらアピールになりますしね。5分5Rを戦い切るつもりで、試合が決まった時からやってきました。死に物狂いで勝ちに行きます」

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