【UFC160】スピードでヴェラスケス有利、シウバは柔術に賭けろ!!
【写真】前回の試合ではケイン・ヴェラスケスが、ペイザォンに圧勝している(C)GONGKAKUTOGI
今週末25日(土・現地時間)にラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで開催されるUFC160「Velasquez vs Bigfoot 2」。
メインは大会タイトルにある通り、UFC世界ヘビー級王者ケイン・ヴェラスケスに、アントニオ・ペイザォン(ビッグフット)・シウバが挑戦する一戦が組まれている。この両者、昨年5月にノンタイトルの3Rマッチで対戦しており、その時はヴェラスケスが1RでTKO勝ちと圧勝している。
ペイザォンのローをキャッチしてテイクダウンを奪ったヴェラスケスが、潜りスイープや足関節を狙うペイザォンの顔面にエルボーを落し、大流血に追い込む。肩の辺りまで真っ赤に染まったペイザォンは、ドクターチェック後に再開を認められたものの、鮮血が目に入って視界を奪われると、雨のようなパウンドを受けてレフェリーに試合を止められている。
2月のアリスター・オーフレイム戦の勝利で勢いづくチャレンジャーだが、ヴェラスケスとの間に存在するスピード差は明白だ。その速さの違いが、打撃の精度からそこからのテイクダウンへのコンビネーションと、王者により有利な展開をもたらすだろう。ペイザォンはボディロックやダブルレッグの対処は、序盤のうちは何とかなりそうだが、ローシングルからダブルなどの移行など、ヘビー級としては決して大きくないからこそ優位となる低く速い仕掛けにはついていけそうにない。
エルボーのカットによる敗北に不満の声を漏らしていたペイザォンだが、テイクダウンの後の処理、すぐに立ち上がってもまた倒されるのがオチなので、汗をかく前の早い段階でガードからの関節技に勝負をかけたいところだ。
■UFC160「Velasquez vs. Bigfoot 2」対戦カード
<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
ケイン・ヴェラスケス(米国)
アントニオ・ペイザォン・シウバ(ブラジル)
<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)
マーク・ハント(ニュージーランド)
<ライトヘビー級/5分3R>
グローバー・テイシェイラ(ブラジル)
ジェイムズ・テフナ(豪州)
<ライト級/5分3R>
グレイ・メイナード(米国)
TJ・グラント(カナダ)
<ライト級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
KJ・ヌーン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
マイク・パイル(米国)
リック・ストーリー(米国)
<フェザー級/5分3R>
デニス・ベルムデス(米国)
マックス・ホロウェイ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
コルトン・スミス(米国)
ロバート・ワイッタカー(豪州)
<ライト級/5分3R>
カビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)
エイブル・トゥルージロ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・トンプソン(米国)
ナフション・バレル(米国)
<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ボウルズ(米国)
ジョージ・ループ(米国)
<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス(米国)
エステファン・パーヤン(米国)