【Pancrase270】ジョシュ・バーネットの教え子シュナイダーがスプリット判定勝ち
<女子バンタム級/3分3R>
コリーン・シュナイダー(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ブリアナ・フィソリ(米国)
サイドキック、後ろ回し蹴りを見せるシュナイダー。続いて右ハイを繰り出す。さらに左ハイを繰り出すシュナイダーに対し、フィソリは強引に組みへ。シュナイダーはここでケージにフィソリを詰めて両ワキを差す。後方にテイクダウンしたシュナイダーは、サイドから足を一本戻されると自ら立ち上がる。フィソリがシュナイダーの左ミドルをキャッチしてケージに押し込んだところで、最初の3分が終わった。
2R、シュナイダーが左ハイ。上方への蹴りは強弱をつけている──が後ろ回し蹴りを掴んだフィソリがテイクダウン。シュナイダーはすかさずアンクルロックも、体を捩じったフィソリが起き上がって体重を掛けてバックへ。アゴの上からRNCを仕掛けたフィソリだが、これは強引か。フィソリはパンチに切り替え、タイムアップまでシュナイダーの顔面に拳を落とし続けた。
最終回、右ストレートを伸ばすフィソリに対し、シュナイダーはスイッチして左ハイ。後ろ足の蹴りは重いシュナイダーだが、これは分かりやすい。初めてパンチで前に出るようになったフィソリが右フックを入れる。シュナイダーは左ハイ、フィソリが右を見せる。残り1分、組み合いはシュナイダーがフィソリをケージに押し込む。ケージを離れても組み合う両者、オーバーフックから強引な内股を仕掛けたフィソリは、最後に首投げを決めてトップを奪取した。この最後の投げがどのように判断されるか。結果、スプリットでシュナイダーに凱歌があがった。