【ADW03】タイガー・サルナフスキー、思わぬ苦戦もロンソンを3‐0で下す
<ライト級/5分3R>
タイガー・サルナフスキー(ロシア)
Def.3-0
ジェシー・ロンソン(カナダ)
Bellatorをリリースされたサルナフスキーが、新天地としてADWを選択。サウスポーのロンソンが左ローを蹴り込む。サルナフスキーがスピニングバックフィスト、そしてスピニングバックキックを繰り出す。ロンソンは左ストレート、組んでボディに連打を入れる。続くダブルレッグをスプロールしたサルナフスキーは右ボディストレート、ロンソンも左ボディを返す。直後にダブルレッグを決めたサルナフスキーはバックに回って両足をフック。パンチを入れながらRNCの機会を窺う。強引に左手をあごの下に回すが、背中が並行になっていないため極めきれないサルナフスキー。
もう一度背中に乗り直したサルナフスキーに対し、ロンソンは立ち上がる。そのまま対角のコーナーまで歩いて移動したロンソンが胸を合わせる。サルナフスキーが組みに行くと、ロンソンはウィザー。レフェリーが両者を分ける。回転バック拳を打ち合い、サルナフスキーがダブルレッグでテイクダウン。ロンソンはすぐに立ち上がるが、右ストレートを顔面に被弾する。首相撲からヒザ蹴りのサルナフスキーにダブルレッグをロンソンが仕掛けたところで初回が終了した。
2R、サルナフスキーがシングルからダブルに移行してテイクダウン。ロンソンはキムラロックもロープに頭が掛かっておりスペースがない。起き上がったサルナフスキーが、ロープに詰まったロンソンからバックマウントを奪取。片足を跨いで立ち上がったロンソンは右フックの相打ちから、シングルレッグへ。左ワキをサルナフスキーが差し返し、ブレイクが掛かる。サルナフスキーが組みつくが、テイクダウンを奪えずまたもブレイクが命じられる。シングルからダブルに移行したサルナフスキーがテイクダウンを決めてラウンドを締めくくった。
最終回、ロンソンの左ミドルをキャッチしたサルナフスキーがテイクダウンを狙って抱え上げる。しかし、ギロチンを仕掛けられ自らリリース。打撃戦では勢いがなくなってきたサルナフスキーはテイクダウン勝負へ。ボディロックでコーナーに押し込むも、都市切れず離れる。打撃で前に出るのはロンソン。サルナフスキーがここでもシングルから足を払い、ダブルレッグでテイクダウンへ。バックを譲って立ち上がったロンソンは、大量の鼻血を見ておりレフェリーがブレイクを命じる。
再開後、ロンソンがプレッシャーを掛ける。下がるサルナフスキーに、ロンソンがフグ・トルネード。蹴りを交えて打撃戦は攻勢となったロンソンのテイクダウン狙いは失敗。サルナフスキーも左右のフックを返す。左ミドルから左ストレートと前に出るロンソン。サルナフスキーはダブルレッグでテイクダウンを決める。ロンソンが立ち上がるが、サルナフスキーはバックコントロール。ロンソンもキムラロックでテイクダウンを許さず、試合はタイムアップに。予想外の苦戦を強いられたサルナフスキーだったが、3‐0で判定勝ちを手にした。