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【LFC11】ナラントンガラグ下し、安藤晃司がLFCライト級王者に!!

Ando vs Narantungalag

【写真】3R、テイクダウンを奪われたナラントンガラグが足の異変に顔を歪める(C)MMAPLANET

<LFCライト級選手権試合/5分3R>
安藤晃司(日本)
Def.3R0分47秒by TKO
ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)

28歳の安藤、9歳年長のナラントンガラグ。大会では安藤が上回る。サウスポーの安藤に対し、左ジャブから左ローを蹴り込んだチャンピオン。安藤は左ハイを見せる。左へ回った安藤が右を伸ばすが、ナラントンガラグも左を返し、左右のローへ。重い右ミドルを蹴り込んだナラントンガラグに対し、安藤は右フックを繰り出す。ナラントンガラグは小気味良くローを蹴り続ける。安藤も右ローを放つが、勢いは王者が上か。

左フックから右を狙うナラントンガラグ、安藤は良く見て距離を取り直す。残り2分を切り、安藤は左足を取り、胸を押してテイクダウンを狙う。コーナーを背にするチャンピオン、安藤は右ワキを差すもボディにヒザを受ける。距離を取った安藤に右でプレッシャーを与えるナラントンガラグだが、パンチのクリーンヒットはない。とナラントンガラグが右ミドルを決め、左を伸ばすも安藤が右ヒザを突き上げたところで初回はタイムアップへ。ほぼ互角、ポイントを取るなら王者の蹴りという1Rだった。

2R、ローを蹴り合った両者。安藤の右フックが入り、王者がバランスを崩す。右ジャブを継続的に放つ安藤。ナラントンガラグが左フックを打ち込んでくると、安藤も左を返す。互いに左ローを蹴り、直後に王者のテイクダウン狙いをスプロールした安藤が、ダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。

テイクダウンと同時にサイドを取った安藤、ナラントンガラグは足を戻すが引き続きパスを狙っていく。ナラントンガラグがクローズドガードを取ると、安藤はエルボーから右のパウンドを落していく。ボディと頭部にパウンドを続ける安藤は、同時にパスを仕掛ける。しかし、残り90秒でレフェリーがブレイクを命じる。ナラントンガラグが前に出てくるところで、今度は腰をコントロールし跳びこむように安藤がテイクダウンを奪取する。

Koji Ando vs Jadamba Narantungalag【写真】安藤はナラントンガラグの勢いのあるパンチにもひるむことなく、自分のやるべき戦いを貫いた (C)MMAPLANET

上半身を起こしてパウンドを狙ったところで、ナラントンガラグが立ち上がる。右ハイを空振りし尻餅をついたチャンピオンだが、すぐに立ち上がる。安藤は左フックを受けるも、右アッパーをかわして3度目のテイクダウンへ。ナラントガラグのギロチンを余裕を持って受け止めた安藤が、明確にこのラウンドを取った。

運命の最終回、左ジャブを伸ばす安藤。体を預けるように変則的な左ヒジを出したナラントンガラグだが、遠藤もしっかりと攻撃を見切っている。王者は重い右ローを2発ヒットさせるも、安藤も下がらずワンツーで距離を詰める。と、直後に安藤は差し上げテイクダウンで早々にナラントンガラグの背中をマットにつかせる。と、レフェリーがブレイクを要請。テイクダウン前に右足をついたナラントンガラグだが、体重が右足に掛かったため、足首から先が力なく不自然な角度に曲がっている。

もちろん、ナラントンガラグは試合続行不可能に。最後はアクシデント的だが、2R以降テイクダウンを決め続けた安藤が、しっかりと攻め抜いてLFCアジア太平洋ライト級のベルトを巻くこととなった。

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