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【MGL-1FC19】ジャダンバ・ナラントンガラグ主催のMMA大会は、朝青龍の兄が市長の首都政府が協力!

【写真】今大会はデビュー戦も多いヤングブラッド大会。だからこそ、モンゴルの今が分かる(C)MGL-1FC

28日(土・現地時間)、モンゴルはウランバートルのマーキーナイトクラブ・ウランバートルでMGL-1 FC19が開催される。

UFCでバットゲレル・ダナー、ONEでプレウ・オトゴンジャンガルらが活躍するアジアのニュー・パワーハウスは、ポテンシャルにおいても#01といっても過言でない。そんなモンゴルで、元Legend FCライト級及びONE世界フェザー級王者ジャダンバ・ナラントンガラグがプロモートするMMA大会がMGL-1 FCだ。


2009年にキックボクシングのプロ興行を行うため、現地の極真関係者が中心となり、Mongolian Best Fighter’s Associationが立ち上げられたモンゴル格闘技界。Mongolian Best Fighter’s Associationはキックの大会を2度開いたのちにキック&MMAの混合イベントを主催するようになった。

草原の格闘新興国もMMA人気が高まり、同団体主催大会も過去6、7年のうちにすっかりとMMAイベントとして実施されるように。Mongolian Best Fighter’s Association の委員でもあるナラントンガラグが開く、2023年初大会のメインはフェザー級王座決定戦=ダギースレン・チャグナードルジ✖トゥルバヤル・フレルバートルが組まれている。

前王者エンフオルギル・バートルフーがRoad to ONE Mongoliaで優勝し10万ドルの契約でONEに巣立ったため今回、新王者決定戦が組まれた。注目はナラントンガラグの愛弟子であり、エンフオルギルのチームメイトでもあるダギースレン・チャグナードルジだ。

まだキャリアは4勝0敗、荒くゴツゴツとした打撃とレスリング&柔術、そしてパウンドで勝利を手にして来た。

今や韓国もそうだが、トップ選手が海外のプロモーションと契約を進める国では、キャリア5戦前後のファイターが国内ケージの主流を占めつつある。モンゴルもまさにこの傾向が強い。チャグナードルジの対戦相手のトゥルバヤル・フレルバートルは5勝5敗の選手で、全9試合が組まれる今大会で唯一10戦以上の経験の持ち主になる。

そんな草原のヤングブラッド大会はウランバートル市と首都体育スポーツ委員会との共催となっている。ウランバートル市の市長ドルゴルスレン・スミヤバザルはアトランタ&シドニー五輪のモンゴル代表で朝青龍の実兄で、2017年には鉱業・重工業大臣を務めていた人物だ。またボブ・サップ、高阪剛と対戦経験もあり、氷点下42度を記録する世界で最も寒い首都のトップは、世界で最もコンバットスポーツに理解のある政治家かもしれない。

■ MGL-1FC対戦カード

<MGL-1 FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
トゥルバヤル・フレルバートル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ムンフジャルガル・バットスフ(モンゴル)
テムージン・オラントゥグス(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
ジャンチウニャムボー・バットチョローン(モンゴル)
ダワースレン・オーガンビレグ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)
トルガバット・ウルズィージャルガル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ウスフイレードゥイ・バータルホヤグ(モンゴル)
ムンフジャルガル・ガンホヤグ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
チョイジャムツ・ホルトソンツェツェグ(モンゴル)
ナランダライ・ツェレンダグワ(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
アルタンスフ・バットジャルガル(モンゴル)
スフエルデネ・エルデネツォグト(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
アンフバヤル・チョローンバートル(モンゴル)
マルガドエルデネ・バットジャルガル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
バットジャルガル・バルガン(モンゴル)
ナンジド・ガンボルド(モンゴル)

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