【VTJ07】川名が中村のアームロック完封、スクランブル&パウンドでKO
<ライト級/5分3R>
川名雄生(日本)
Def.3R2分26秒by TKO
中村大介(日本)
前に出て低い構えから左ジャブを伸ばした川名。右フックを振るってダブルレッグも中村も倒れない。川名はそのままケージに中村を押し込むと右ボディを入れる。右腕を差してテイクダウンを奪った川名がハーフへ。中村は背中を預けつつキムラロック。川名はすぐに腕を抜いて立ち上がり、再び中村をケージに押し込む。離れた両者、川名の右が中村を捉える。中村も左を伸ばすと、川名のテイクダウン狙いに右アッパーを放っていく。両者ヒジを打ち合うと、川名のダブルレッグに対し中村はここも右アッパーで迎え撃つ。ケージを背にして首相撲からヒザを放った中村だったが、川名がボディロックからテイクダウンを決め初回を取った。
2R、中村の左ローに右を合わせた川名。中村も左右のフックを入れるが、川名が組み合いのなかですかしてバックへ。立ち上がった中村の後方から左のショートを打ち込む川名は、テイクダウン狙いから離れる。川名がケージを背にしながら右をヒットさせ、回りこんでダブルレッグでテイクダウン。バックを取り両足をフックした川名が2Rも優勢に試合を進める。中村が起き上がってくると、川名はフックを解いて下にならないよう戦う。離れて大きなフックを振るう中村だが、そこにテイクダウンを合わされてしまう。
図らずもスクランブル戦に持ち込まれた中村が、得意のアームロックも仕掛けがルーズで川名は後方からパンチを入れた。最後は胸を合わせた状態でヒザを見せた中村だったが、厳しい局面に追い込まれるラウンドとなった。
最終回、パンチ&テイクダウンという川名の攻めの前に、バランスを崩した中村がバランスを崩して後方回転。立ち上がったところにパンチのラッシュを掛けると、中村はヒザ蹴りを放った際にまたもバランスを崩す。パウンドのラッシュ、バックを取ってRNCの川名。これは極め切れなかったが、バックからエルボー、パンチの連打を続けるとレフェリーが試合を止めた。「KOしたぞー」と歓喜の声を挙げた川名は、修斗世界王座挑戦をアピールした。