【VTJ07】熱い拳で中村がKO勝ちも夜叉坊&田中のマイクに……
<フライ級/5分2R>
中村優作(日本)
Def.2R0分36秒by KO
グォン・サンス(韓国)
キャリアで日本勢より劣る韓国勢との対抗戦、最終試合。一気に距離を詰めてワンツーを入れた中村。グォンの前進にはカウンターを狙う。ローを入れた中村に対し、グォンも前へ。中村はここもカウンターを打ち込もうとするが、クリーンヒットしない。必死に前に出てくるグォンにローや突きを入れた中村は、右を振るったところでグォンのローを急所に受けてしまう。ダメージ回復のためインターバルが設けられ、試合が再開。
鋭いローと、タイミングを計るローを入れる中村は右ストレート、左フックを入れる。鼻血を流して打ち合いに応じようとするグォンの前進に、中村は右を入れる。左を返したグォン、中村は距離を取り直して、右をヒットさせ組みつく。自ら離れた中村は右フック。さらに左フックから左ヒザ、グォンは打たれ強く気持ちも強い。それでも右から左を入れるとグォンがついにふらつく。ここで中村はラッシュを掛け、右ボディを明らかに効かしたが、グォンは耐えきった。
2R、左ジャブから中村が右を伸ばす。ケージに下がったグォンに右の直突き一閃。腰から崩れたグォンにパウンドの追い打ちをかけた中村が快勝した。「今、日本で一番面白い試合をする中村優作です」とマイクで話すと、石原夜叉坊が入り、得意のドタバタ劇からUFC JAPANの応援という落ちに――と思いきや、ここに田中路教まで加わる。「お前ら宣伝かぁ」という田中の締めが中村が拳で温めた会場の空気を凍らせた。