【HERO LEGENDS】今夜、英雄伝説・砂漠の決戦に卜部功也&郷野聡寛、ペトロシアン出場!!
【写真】アジアと欧州の接点という見方もできる敦煌だが、ペトロシアンがアジアで試合をするのは2011年のIt’s Showtime Japan以来、実に4年振りとなる(C)OKTAGON
本日28日(金)、中国甘粛省敦煌市の鳴沙山月牙泉野外特設会場で英雄伝説アジアチャンピオンリーグ総決戦in敦煌が開催され、日本から卜部功也と郷野聡寛が出場。メインでジョルジオ・ペトロシアンが英雄伝説70キロ級王者のシュー・イェンに挑戦する。
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武林風、崑崙ファイトと並ぶ中国のメジャー・キックボクシング大会は、今回シルクロードの街・敦煌の砂漠の特設リングで7000人の観客の前で開かれる。英雄伝説では新たな人材発掘を目的として、5月から7月にかけて60キロから64キロ、68キロ、そして72キロの4階級で中国、タイ、日本が参加し2つブラケットに分かれ(それぞれがタイ×中国、日本×中国の対抗戦)トーナメント戦を行ってきた。
今大会ではその決勝戦が行われ、日本から唯一勝ち残った郷野が決戦の舞台に立つ。今年41歳となる郷野は7月17日と24日の2週間で3試合という厳しい戦いを経て、今夜のファイナルでタイのシンバード・シットバンと対峙する。シンバードはキャリア173戦、135勝38敗という戦績の持ち主、30歳で郷野より10歳若いことになる。
スーパーファイトでISKA世界ライト級チャンピオンの卜部功也が戦うのは、カン・エン。英雄伝説ばかりか中国を代表するベテラン・キックボクサーだ。砂漠の決戦、メインは英雄伝説70キロ級王者のシュー・イェンがペトロシアンを迎え撃つ。ペトロシアンは度重なる拳の負傷により長期欠場期間を経て、今年の1月のエルカン・ヴァロル戦で1年2カ月振りに実戦復帰。貫禄の判定勝ちをすると、4月にはエンリコ・ケールとの新旧K-1 MAX王者対決でも──らしく圧倒的な強さを見せることなく2-0で勝利した。
一方、英雄伝説のエースといっても過言でないシュー・イェンは、先ごろ現役を引退し今大会でも日本チームのキャプテンというポジションを得ている佐藤嘉洋と争った70キロ王座を7月に小島良太を下すことで手にしている。実績でいえば文句無しにチャレンジャーが優勢のメインイベントだが……。
K-1では王者マラット・グレゴリアンやジョーダン・ピケオーらが台頭、GLORYではアンディ・リスティ、ダビッド・キリア、そしてチャンピオンのロビン・ファン・ロスマーレンがしのぎを削り、TOP KINGではワールド・シリーズ優勝のリース・マカリスター、ブアカーオを倒したハヤール・ジャニエフらが活躍しており、今や新旧世代を超えて群雄割拠状態のキック70キロの世界、かつての絶対王者の現状が知られる一戦となる。
この他、ラムソンクラーム・チューワッタナやロシアのアレクサンドル・ヴォロンツォフも参戦、さながら中国×世界の様相を呈する砂漠の決戦だ。
■ 英雄伝説 対戦カード
<英雄伝説70キロ選手権試合/3分3R>
[王者] シュー・イェン(中国)
[挑戦者] ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
<61キロ契約/3分3R>
カン・エン(中国)
卜部功也 (日本)
<70キロ契約/3分3R>
フェン・シンリー(中国)
ヨードセングライ・フェアテックス(タイ)
<75キロ契約/3分3R>
ジャン・ジンシュアイ(中国)
ラムソンクラーム・チューワッタナ(タイ)
<64キロ契約/3分3R>
ヤン・ハオドン(中国)
アレクサンドル・ヴォロンツォフ(ロシア)
■ アジアチャンピオンリーグ王者決定戦
<72キロ契約/3分3R>
郷野聡寛(日本)
シンバード・シットバン(タイ)
<68キロ契約/3分3R>
メン・チンハオ(中国)
パランチョク・シッジョンバン(タイ)
<64キロ契約/3分3R>
リュウ・ウェイ(中国)
タン・ヤオ(中国)
<60キロ契約/3分3R>
ジュー・シュアイ(中国)
コンパヤック・シッジョンバン(タイ)
■ オープニングファイト
<75キロ契約/3分3R>
ウェン・ジンドゥー(中国)
ゾウ・シーイー(中国)
<68キロ契約/3分3R>
リー・チェンチェン(中国)
ラー・ペンホン(中国)