【RFC25】18歳パク・ジョンウンと対戦、SARAMI「スター候補対し、日本女子の門番になります」
【写真】SARAMIの言うとおりピリピリした雰囲気のなかった両者の公開計量だった(C)MMAPLANET
22日(土・現地時間)に韓国カンウォンド・ウォンジュのチアク体育館で開催されるROAD FC25。今大会に昨年12月のソン・ガヨンに勝利した一戦以来、9カ月振りにSARAMIが出場する。
今回の対戦相手はパク・ジョンウン。今年の5月に藤野恵実戦でMMAデビューを果たしたばかりの18歳の新鋭だ。そんなスター候補生に対し、SARAMIは「噛ませ犬にならないよう」と心情を語った。
──公開計量から約2時間。少しお腹に何か入れた状態で、体調はどうでしょうか。
「たくさん食事は摂れたのですが、体調は方はどうなのか(笑)。もっと食べたかったのです」
――昨年12月にソン・ガヨンに勝利して以来のROAD FC出場となります。
「またROAD FCから呼んでもらえたことが凄く嬉しいです。対戦相手も強そうですし、噛ませ犬にならないように頑張ります。前の試合も噛ませ犬、丁度良い相手だと思われていたはずですし。その前にソン・ガヨン選手がプロデビュー戦の日本人選手に勝った試合後、勝たせのマッチメイクだっていう風に韓国内では批判を浴びていたようで。
で、私のようにプロで戦っていて負け越している相手だと、そういうことがない。だから選ばれたと思っていました。でも、その試合に勝ってしまったので、もうわざわざ私を呼ぶことはないんだろうと。フフフ」
――今回の試合でも噛ませ犬にならないようにというのは、ソン・ガヨンなきあと、彼女に勝ったSARAMI選手に18歳のパク・ジョンウンが勝てば……というROAD FCの目論見が見えたわけですね。
「新しいスター選手候補なので。でも、また勝つことしか考えていないです」
――ソン・ガヨン戦後、DEEP JEWELSフェザー級GPで準優勝となりました。それを受けての今回の試合、何を意識していますか。
「VV.Mei選手に決勝で負けてチャンピオンにはなれなかったのですが、日本のトップだというのは見せたいです。何より2戦目の子には負けられないです」
――実際に計量会場で見たパク・ジョンウン選手はまだあどけない表情をしていました。
「私もなんですが、あまりピリピリした感じがなくて。でも、試合のときは違ってくると思います」
――では藤野恵実戦を見て、試合の印象は?
「やっぱり気持ちは凄く強い選手だと思いました。ただ技術的なところは大したことないかなって。若いからこの間で強くなっているかもしれないですが……。右からのアッパーは気をつけないといけないです。何よりも自分のリズムで作っていければと思います」
――寝技に関しては?
「サンボがベースという割には、あまりサンボという感じがなくて。組みに関しては、私も柔道出身なのでそこは怖くないです。警戒するほどでもなく、普通にやっていれば問題ないはずです」
――理想はテイクダウンから極めですか。
「そうでもすね。でも、打撃も出しつつ戦いたいです。試合なので関節技でタップしなければ、極め続けるだけです」
――ソン・ガヨン戦では壊すような風には見えませんでした。
「下手くそだったんです(笑)。ケガをするような極まり方じゃなかったような形で。試合のときは躊躇なく、極めに行くつもりです。KOか一本勝ちをしたいので。何よりもこれまで敗北の数が多いので、勝ち星を増やしたいです」
――今後、ROAD FCでのキャリアを日本のマットで生かしていきたいという考えですか。
「本当はもう一階級下げてピン級で戦いたいのですが、そうなると試合がなくなると思うので」
――国内でもしなしさとこ選手ぐらいでしょうか。
「戦ってくれるかなぁ? 韓国で試合をしたいとアピールされていましたよね? とにかく明日の試合をしっかりと勝って、またROAD FCに呼ばれるようになりたいです。韓国のスター候補生に対して、日本女子MMA界の門番になります(笑)」
■ ROAD FC25計量結果
<フェザー級/5分3R>
チェ・ムギョム:65.7キロ
イム・ヒョンギュ:65.85キロ
<フェザー級/5分3R>
キム・スーチョル:65.7キロ
マルロン・サンドロ:65.9キロ
<ミドル級/5分3R>
キム・ネチョル:84.45キロ
ドン・シン:82.8キロ
<バンタム級/5分3R>
パク・ヒョンギュン:61.95キロ
根津優太:61.0キロ
<ウェルター級/5分3R>
キム・ソクモ:77.5キロ
オヌル・トルケル:77.25キロ
<女子アトム級/5分2R>
パク・ジョンウン:48.45キロ
SARAMI:48.85キロ
<バンタム級/5分2R>
ウ・ジェ:61.65キロ
クォン・ミンソク:63.7キロ
■ Young Guns 24 計量結果
<68キロ契約/5分2R>
ジョン・ドゥジェ:67.65キロ
キム・ウォンギ:67.9キロ
<ライト級/5分2R>
キ・ウォンビン:70.25キロ
パク・チョンイル:69.6キロ
<ライト級/5分2R>
チョ・ヨンジュン:70.4キロ
キム・ギョンピョ:70.3キロ
<フライ級/5分2R>
ユ・ジェナム:57.45キロ
カーン・カズガン:57.05キロ
<ライト級/5分2R>
キム・イサク:70.45キロ
パク・チャンソル:70.35キロ
<フライ級/5分2R>
カク・ジョンヒョン:57.45キロ
ジョン・ジュンフエ:57.4キロ
<ミドル級/5分2R>
ジョン・ヨンジュン:84.25キロ
チェ・インヨン:84.1キロ
<フェザー級/5分2R>
パク・ヘジン:71.25キロ
チェ・ジョンチャン:67.0キロ
※この試合は72キロキャッチウェイト戦に
<フライ級/5分2R>
キム・オウジェ:57.1キロ
イ・ウォンジュン:57.2キロ