【Top FC08】初代バンタム級王者はパウンドでパク・ハンビンを破ったクァク・グァンホが就く
<TOP FC バンタム級王座決定戦/5分3R>
クァク・グァンホ(韓国)
Def.3R1分43秒by TKO
パク・ハンビン(韓国)
左ジャブを伸ばすグァンホ、距離を詰めて前蹴りからワンツーを狙うハンビン。グァンホがその場のスーパーマンパンチから左ミドル、スリップするシーンもあったがすぐに立て直して右から左を伸ばす。続いて右ローを蹴り込んだグァンホに対し、ハンビンも右ローを返す。そこに右を合わせたグァンホが、左右のロー。ステップを使い、左右に動きながらパンチ&蹴りをヒットしては移動するグァンホのペースで試合は進む。ハンビンは追いかけてはパンチや蹴りを受け、ミドルで一瞬動きが止まるシーンも。
ハンビンの前進に左を合わせたグァンホが、続くテイクダウン狙いをスプロールしケージ中央に戻る。蹴り足をキャッチされバランスを崩したハンビン、立ち上がり際にグァンホが左フックを狙うもこれは空振りに終わる。ハンビンは右をヒットし前に出て右フックから左ヒザ、さらに左ハイでグァンホをグラつかせる。右フックも被弾し、またもスリップで尻餅をついたグァンホは、最後は足を止めてパンチ合戦に応戦し、初回を戦い抜いた。
2R、左ミドルを蹴り合った両者。グァンホの右フックでハンビンがダウン。すぐに立ち上がったハンビンに対し、グァンホが首相撲からヒザを入れる。懸命に組み付いてケージにグァンホを押し込もうとしたハンビン。すかして距離を取り直したグァンホは左ジャブを伸ばす。左アッパーから右ハイ、左フックをグァンホが入れると、アイポークがあったと中断を申し入れる。左目を気にするグァンホだが、試合は再開されすぐに左ストレートを打ち込む。右ローから右フックを入れたグァンホが、ハンビンのテイクダウン狙いに尻餅をつくもすぐに立ち上がる。
間合いを測る両者、グァンホは左ローを掴んで右ストレートを狙う。グァンホは引き続き左ジャブでハンビンの動きを制し、テイクダウン狙いも切る。右オーバーハンドから右ロー、ハンビンの前進に攻撃を合わせるグァンホだったが、距離を詰められ左ヒジを顔面に受ける。直後にダブルレッグを決めたグァンホが2Rを取った。
3R開始直後のダブルレッグをスプロールされたハンビンは、続くテイクダウンも切られて右フックを顔面に打ち込まれる。引き続きテイクダウンに失敗し、ついに引き込んだハンビン。グァンホは勢いのある左右のパンチ、さらに鉄槌を落とす。ハンビンは背中を見せてパンチを集中されるが、ここもレフェリーは止めない。もう一度ガードを取り直したハンビンは既に虫の息で、足を効かせることもできない。そのままパンチを受けるとついにレフェリーが試合を止めて、グァンホが初代トップFCバンタム級王座に輝いた。