【UFN99】TD→スクランブル→TD、打撃の猛攻及ばずクァク・グァンホはジョンズに敗れる
<バンタム級/5分3R>
ブレット・ジョンズ(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
クァク・グァンホ(韓国)
TOP FCとPXCバンタム級2冠からUFCデビューを迎えたクァク・グァンホ。対するジョンズもこれがオクタゴン初陣となる。まず右ローを見せたクァク・グァンホが、右ローに続き右ストレートをヒットさせる。ジョンズのテイクダウンを切ったクァク・グァンホが右から左フック、さらに左ジャブから右ローと軽快に打撃戦を見せる、ジョンズはシングルレッグでテイクダウンを奪うと、クァク・グァンホの立ち上がり際にもダブルへ。大きく持ち上げて2度目のテイクダウンに成功したジョンズは、すぐに立ったクァク・グァンホをもう一度尻餅をつかせる。
後方への4度のテイクダウン、即起き上がったクァク・グァンホは大内刈り気味に崩され、また背中をつかされる。抑え込まれずに立ち上がるクァク・グァンホだが、ダブルレッグでまたも尻餅→スクランブルを繰り返す。ついにダブルから背中をつかされたクァク・グァンホ、この時点で6度テイクダウンを取られたことになる。サイドから抑えてパンチ、そしてエルボーを落とすジョンズがラウンド終了を迎えた。
2R、右ローを蹴られたジョンズは右アッパーを打ち込み、クァク・グァンホがふらつく。クァク・グァンホの左に右フックを入れてジョンズがダブルレッグでドライブ、ケージに押し込んでからテイクダウンに成功する。右のパンチ、左の鉄槌を受けたクァク・グァンホはケージ際まで移動して回り込み、ようやく距離を取ることに。
クァク・グァンホは左ボディも、左エルボーを被弾。続く右ストレートから飛びヒザとジョンズの猛攻が続く。クァク・グァンホは後ろ回し蹴り、左ヒザを突き上げる。ジョンズはワンツー、右フックと打撃戦でも攻勢に。クァク・グァンホは2発目のミドルをキャッチされて、ここもテイクダウンを取られてしまう。このままボトムで過ごしたクァク・グァンホは2Rも失った。
最終回、ジョンズがまず左フックをヒットさせる。クァク・グァンホは二弾でヒザ蹴りからパンチの連打で前へ。ガードを固めたジョンズはフックを返す。クァク・グァンホはヒジ、ヒザを入れたがジョンズがダブルレッグを決める。オクタゴン中央でガードを取ったクァク・グァンホは下から仕掛けることができない。右エルボーとパンチを受け続けるクァク・グァンホはブレイク待ちか。
レフェリーの注意後、足を一本抜いたジョンズがエルボーを続ける。バタフライガードからスタンドに戻ったクァク・グァンホは、ダブルを切ってバックへ。後方からパンチを入れ、胸を合わせてダブルを仕掛けてきたジョンズにヒザを入れる。一旦離れたジョンズはすぐにダブルレッグからスラム。経っても離れることができないクァク・グァンホは、最後に左から右の連打を打ち込み、アッパー、右ヒジ、左ヒザ、アッパーと猛攻を仕掛けたが、反撃及ばすタイムアップに。両者、試合終了と同時に大の字になって倒れ込んだ。
死闘を繰り広げた両者、フルマークでジョンズがUFCデビューを飾った。